崔順実氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
崔順実氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告(収賄罪などで公判中)の友人で、同罪などに問われた崔順実(チェ・スンシル、今はチェ・ソウォンに改名)被告が回顧録で捜査の過程で検察などから暴言を受けたと主張していることが4日、分かった。 崔氏は出版を控えた回顧録「私は誰なのか」(原題)で、2016年12月24日に検察で受けた取り調べは「言葉の暴力だった」とし、特別捜査チームのチーム長だった検事から「(兄弟など)三族を滅ぼす」と言われ、今も胸に刺さっていると述べた。 また、その発言について、「(捜査に)協力しなければ私を利用して朴大統領と賄賂を結びつけ、歴史から消そうとする彼らの計画があったため、私を脅迫したのだろう」と批判した。 このほかにも検察が朴氏と崔氏が共謀したという供述を得るため、崔氏に対して懐柔と脅迫を繰り返したと主張し、「彼らが望んでいたのは朴大統領と私が共謀したことにすることだった」と述べた。 また、「(朴氏と)私的な縁しかない私からもう得ることがないと考えた彼らは、私の家族を巻き込んだ」とし、「娘を救うためには自分たちの要求通り答えるよう圧力をかけた」と主張した。 崔氏は朴政権の国政介入事件の中心人物とされ、起訴された。今年2月、差し戻し審で懲役18年、罰金200億ウォン(約18億円)などを言い渡され、再上告した。
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