「博士(パクサ)の部屋」の有料会員だったイム某容疑者とチャン某容疑者は25日午後、令状実質審査を終えてソウル中央地裁から姿を現した。
共に帽子を目深に被り、マスクを着用。「被害者に言いたいことは?」「博士部屋において、どのような役割だったのか」など取材陣の質問には一切答えず、無言のまま車両に乗り込んだ。
なお、2人に対する拘束については、早ければ25日午後にも決定する。
■事件の概要
去る2018年12月から2020年3月にかけて若い女性を中心に性的搾取や暴行にさらされ、そのようすがSNS上で”売買”されていた事件。
匿名性が強く、実態がわかりづらいメッセンジャーアプリケーション「Telegram(テレグラム)」内に設置された極秘のチャットルームで若い女性を中心に脅して撮影させた映像を公開し、これを有料公開としていた。各チャットルームが「1番部屋、2番部屋」などと数字がふられていたことから、総称して「n番部屋事件」と名付けられた。
レイプ動画などの過激な映像が閲覧できるチャットルームには、日本円で10万円を超える料金を請求するなど、部屋をレベルに分けるなどしていた。
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