韓国統一部の呂尚基報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国統一部の呂尚基報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の呂尚基(ヨ・サンギ)報道官は6日の定例会見で、南北鉄道連結を目指し、先月27日に開いた「東海北部線」の建設記念式に対し、対北朝鮮制裁に抵触するとの指摘が出ていることについて、「われわれ側の地域のため、米国と協議する対象ではない」との認識を示した。 同線は北東部・江原道の江陵から猪津の鉄道区間を連結するもので、1967年の廃線から53年を経て復元することになる。南江陵駅から南北出入事務所がある猪津駅に至る計110.9キロの区間に単線鉄道が建設される。総事業費は約2兆8520億ウォン(約2480億円)。先月23日に開かれた南北交流協力推進協議会で南北協力事業として認められ、国家財政法に基づいて予算投入に先立ち実施する予備妥当性調査が免除された。 一方、呂氏は新型コロナウイルスの防疫を巡る南北の協力に関して、「北の呼応が必要なため内部的に検討しているが、まだ実行段階にあるものはない」と伝えた。 北朝鮮が江原道の非武装地帯(DMZ)にある韓国軍の監視所を銃撃したことを巡り、まだ反応を示していないことについては「過去の例をみると、議論の的になる可能性がある問題について反応を示さなかった例が非常に多くあった」と述べた。
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