定時株主総会に出席した高社長(左端)=18日、水原(聯合ニュース)
定時株主総会に出席した高社長(左端)=18日、水原(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】韓国のサムスン電子でスマートフォン(スマホ)事業などのITモバイル(IM)部門を率いる高東真(コ・ドンジン)社長は18日、「今年のスマホ市場は新型コロナウイルス感染症のあおりで萎縮が予想される」と述べる一方、高速通信規格「5G」対応スマホの需要は伸びると見込んだ。ソウル近郊の京畿道水原市内で開催された定時株主総会で、スマホ事業について説明した。 高氏は折り畳み(フォルダブル)式スマホを含むハイエンド製品に対し前向きな見方を示し、「差別化したプレミアム製品で市場を主導していく」と意欲を見せた。「ギャラクシー」ブランドで5G対応のラインアップをフラッグシップモデルから低・中価格帯のAシリーズまで拡充し、海外パートナーと協力しながら拡張したサービス環境を整える計画を示した。 フォルダブルスマホに関しては、部品供給などの理由でほかのフラッグシップモデルのように出荷量を増やせないとしながらも、技術力の向上により拡大していくと説明した。 一方、中国市場の見通しを問われると、まず「大変心痛む状況」と述べた。その上で、中国ではフォルダブルスマホやフラッグシップスマホが支持されているとしながら、「プレミアムモデルと中国企業がつくらない差別化したモデルを中心に、シェアを引き上げたい」と強調した。
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