北朝鮮政府が新型コロナウイルスの影響で、平壌駐在外交官らに対する隔離措置を解除したが、平壌以外への移動は依然として制限中であると、平壌駐在ロシア大使館が12日明らかにした(出典:労働新聞)
北朝鮮政府が新型コロナウイルスの影響で、平壌駐在外交官らに対する隔離措置を解除したが、平壌以外への移動は依然として制限中であると、平壌駐在ロシア大使館が12日明らかにした(出典:労働新聞)
北朝鮮政府が新型コロナウイルスの影響で、平壌駐在外交官らに対する隔離措置を解除したが、平壌以外への移動は依然として制限中であると、平壌駐在ロシア大使館が12日明らかにした。

 ロシア大使館側は、北朝鮮当局との外交的協議を引き続き要請しているが、まだ実質的な接触は行われていないと、現在の状況を説明した。

 大使館はこの日、フェイスブックに「北朝鮮外務省から3日以降に隔離解除された外国人が守らなければならない「特別措置」を案内する通知文を受け取った」と、これらの詳細について公開した。

 大使館によると、当該通知文には公館職員と家族が平壌市内を移動する場合、公共交通機関を利用し、許可地域以外の訪問を禁止するとしている。

 また、平壌外交団地の中では美容室、ショッピングセンター、病院など施設の利用を許可したが、市内にある両江道ホテルと西山ホテルは利用を制限した。2つのホテルでは外国人を隔離しているものと推測される。

 大使館は「私たちはまだ平壌郊外に出ることはできない」とし、「北朝鮮と外交当局間の公式的な業務は可能だという立場だが、まだ北朝鮮側との接触は行われていない」と述べた。続けて「3日付けで措置が一部緩和されたが、外交業務上の利便性が感じられることは何ひとつない」と付け加えた。

 北朝鮮は、1月31日から外部とつながっている陸上・海上・航空経路を封鎖し、外国人の出入国を禁止してきた。ただし、今月2日に平壌に住む外交官の隔離措置を1か月ぶりに初めて解除したのに続き、6日にも外国人221人に対して隔離解除措置を発表した。

 また9日には、高麗航空のチャーター便で平壌駐在外交官を含む外国人約100人をロシアのウラジオストクに移送した。
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