米国バージニア工科大学銃器乱射事件の犯人チョ・スンヒが、一部の映画やビデオゲームを模倣したのではという推測が、国内外でささやかれ、暴力性の濃い映画と実際の事件の関連性が再び注目されている。

韓国映画「あいつの声」のキャスト、公開日、あらすじ

暴力的な場面や犯罪を扱った映画が、現実での模倣犯罪を助長するという主張は、学界や社会団体から絶えず提起されている。先月には、映画『あいつの声』が、仁川(インチョン)で発生した児童誘拐殺害事件をもとにしたと伝えられたことから、“模倣犯罪”に関する疑惑と論争が起こった。

米国や日本など、映像文化が発達した先進国に比べ、韓国内では模倣犯罪に対する研究が不足している状態。米国の事例では、犯罪歴のある人間と非行少年の約20%が、模倣犯罪を犯したことが明らかになっている。

韓国の場合、公開当時トップの興行成績を記録した映画『友へ チング』が、過剰な暴力シーンで青少年に悪影響を及ぼす可能性があるという論争が起こり、実際に『チング』を模倣した殺人事件が発生。また、2005年には、“韓国銀行を襲撃する”という設定の映画『ビッグ・スウィンドル!』が公開されたことから、韓国銀行側が模倣犯罪を憂慮し、警備と勤務態勢を強化した事例もある。

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