釜山で閣議を主宰した文大統領(右から2人目)=(聯合ニュース)
釜山で閣議を主宰した文大統領(右から2人目)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、南部・釜山の展示コンベンションセンター・BEXCOで閣議を主宰し、25~27日に同地で開かれる韓・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議と第1回韓・メコン首脳会議の準備状況を点検した。 文大統領は閣議で、政府、非政府組織(NGO)、各大学の留学生ネットワークなどの力を総動員して、今回の会議がASEAN諸国の人たちが一堂に会する祝祭の場になるようにしてほしいとし、「今回の首脳会議にASEAN諸国から来た移住労働者、留学生、多文化家庭(国際結婚家庭など)が参加してほしい」と話した。 閣僚をはじめとする参加者は、行事を成功させるために、総力を挙げて取り組むことを確認した。 康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は「各国大使館を通じてそれぞれの国の人が行事に積極的に参加するように促す」と話した。 李貞玉(イ・ジョンオク)女性家族部長官は「多文化家族支援センター、NGO、留学生コミュニティーなどに連絡し、フードフェスティバル、前夜公演など付加的なイベントにASEAN諸国からの移住民が(会議の)一員として参加するようにする」と述べた。 朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官は「24日の前夜祭に移住民とわが国民が共に参加することができるようにオン・オフラインで招待した」とし、「取材登録したメディア関係者が2014年の韓・ASEAN特別首脳会議の時の2倍となる約2000人に達するなど、世界から熱い注目を集めている」と説明した。 呉巨敦(オ・コドン)釜山市長は「今回の首脳会議は現政権最大規模の首脳外交行事であり、釜山にとって大きい跳躍の機会」とし、「釜山ができるすべての役割をはたし、後続事業も支障なく進行するよう綿密に用意する」と強調した。 一方、成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源部長官は2030年に釜山で国際博覧会(万博)を開催する計画を報告した。万博のうち、5年に1度開かれる大規模な「登録博」を誘致することになれば、フランス、米国、カナダ、日本、ドイツ、イタリアに続き世界で7番目に3大行事(五輪・ワールドカップ・登録博)を開催することになるという。 文大統領は「長期間にわたり準備してきた2030年の万博誘致のために政府と釜山市が緊密に協力してすべての力量を総動員してほしい」と要請した。
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