専用機に搭乗する文大統領=9日、城南(聯合ニュース)
専用機に搭乗する文大統領=9日、城南(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、6泊8日の日程でフィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧3カ国を国賓訪問するため、ソウル空港(軍用空港)を出発した。韓国大統領のノルウェー、スウェーデンの国賓訪問は初めて。 歴訪はスタートアップの育成などで革新成長を主導している北欧の取り組みをベンチマークするほか、次世代通信規格「5G」やエコカーのバッテリーなど第4次産業革命の中核となる分野での協力を強化することが目的。 また、ノルウェーのオスロ大で行う朝鮮半島平和をテーマにした演説やスウェーデン議会での演説を通じ、朝鮮半島の平和プロセスへの支持を呼びかける見通しだ。 文大統領は9~11日にフィンランドを訪問。10日にニーニスト大統領と首脳会談し、共同記者会見を開く。同日午後に同国の先端技術団地を視察する。同日夜にはニーニスト大統領主催の夕食会に出席する。11日にはリンネ首相と会談するほか、韓国・フィンランドスタートアップサミットなどに出席した後、ノルウェーに向かう。 12日にオスロ大で開かれるフォーラムで演説し、同日夜、国王ハーラル5世主催の歓迎晩さん会に出席する。13日にはソルベルグ首相と首脳会談後、共同記者会見を行う。同日午後にはノルウェー第2の都市ベルゲンを訪れ、韓国企業が建造した軍需支援艦に乗船した後、最後の訪問国であるスウェーデンを訪れる。 14日にスウェーデン議会で演説し、カール16世グスタフ国王主催の昼食会と晩さん会に出席する。15日にロベーン首相と会談するほか、朝鮮戦争参戦記念碑の除幕式に出席する。 青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は今回の歴訪について、「政府の重点課題である革新成長と包容国家の実現に向けた協力基盤を拡充し、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着を成し遂げる過程での北欧諸国との協力を改めて確認する契機になるよう期待している」と述べた。
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