ソン・ユジン中士(国防部提供)=(聯合ニュース)
ソン・ユジン中士(国防部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】南北軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)を守るJSA警備大隊の隊員に、創設以来初めて韓国軍の女性軍人が選抜されたことが18日、分かった。

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 韓国国防部によると、この女性は2013年に任官されたソン・ユジン中士で、昨年12月に警備大隊員に選抜され、民事業務官として任務に就いている。

 ソンさんは、JSA警備大隊が1952年5月に国連軍司令部軍事休戦委員会支援団の名前で創設されて以来、67年にして誕生した最初の韓国軍女性隊員だ。韓米連合戦闘部隊である国連軍司令部JSA警備大隊のもう一つの軸をなす米軍では、戦闘支援部署などに女性軍人が配属されたことがあるが、韓国軍では例がなかった。

 民事業務官は部隊内の教育・訓練のサポートをはじめ、偶発事態が起きた際の作戦エリア内の非戦闘員撤収、非武装地帯(DMZ)内の韓国住民からの陳情への対応などを担当する。

 ソンさんは「女性軍人として『最初』という修飾語にプレッシャーを感じるが、『最初』よりも『最高』という修飾語の方が似合うように、ベストを尽くして任務を完遂したい」と意気込みを語る。

 登山が趣味で、走ることは生活の一部になっている。テコンドーも3段の腕前だ。体力では誰にも負けないという。2017年から昨年にかけて地雷除去と爆破の資格を取得し、最前線で勤務するための専門性も備えた。

 前線で勤務する夢がかなったというソンさんは、「作戦任務を中心に緊迫して動く部隊状況に支障が出ないよう、教育・訓練支援など任された責任を果たしたい」と語った。

 JSA警備大隊は今後も、任務の遂行に必要な資格を備えていれば、性別に関係なく能力重視で隊員に選抜する方針だ。2月中旬にはチェ・ジョンウン上士が2人目の女性隊員として赴任することになっている。


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