デジタル変革時代に「防弾少年団」(BTS)はどのように対応して成功したのか。(提供:news1)
デジタル変革時代に「防弾少年団」(BTS)はどのように対応して成功したのか。(提供:news1)
過去の成功公式が通じない第4次産業革命。デジタル変革時代に「防弾少年団」(BTS)はどのように対応して成功したのか。そしてここから学ぶ点は何なのかを経営学の観点でのぞいて見た本だ。

BTS(防弾少年団) の最新ニュースまとめ

2017年のTwitter上、世界で一番多く語られた人物、YouTube購読者数2800万、ビルボードアルバムチャート1年で2連続1位などから象徴される「BTS」の成功の秘訣を分析する。

著者キム・ナムグクは、経営学博士で、10年間「東亜ビジネスレビュー」(DBR)、「ハーバードビジネスレビュー(HBR) KOREA」に編集長として働いている。この分野のベテラン専門家という点で深い信頼を得る。

著者は、「『BTS』が音楽と舞台という商品を企画して顧客を確保して、顧客と絶えずニューメディアプラットホームで相互作用してその価値を新たにつくる過程は、新しい時代に適応しなければならない企業経営者に大きな教訓を与える」と企画意図を説明する。

ならば、著者が見た「BTS」の競争力はなにか。

著者は △人間性からくる情熱 △真心の出力 △融合のシンギュラリティ △セルフメイキングの神話 △巨大コンテンツインタラクションなどの側面から観察する。

このような角度で抽出した教訓は △人材の人間的要素が価値を作る △一番重要なことは人間性が立派な人材をバスに乗せる事だ △一番感動的な戦略は内面から来る △科学・文学・音楽・数学などすべての分野は融合し既存製品に新しさを付与することができる △建国に神話が必要なように、ブランド強化のためには精巧な世界観が必要だ。

印象的なのは「パン・シヒョク代表は、たとえ幼稚に見えても本当に胸の中からわき出す話を書かなければならないと強調した"(本当の心を音楽に込める)、「企業で共感は簡単ではない。マーケットは顧客と共感しにくい。共感よりソリューションから出すように要求する組職が大部分だ」(善良な影響力)などが目立つ。

著者は、「『BTS』の成功要因は、うまさと真心という2つのキーワードで要約できる」とし、「道徳的な情熱など、人間性が優れた人材を抜擢して自律性を基盤にした組職文化の中で力量を育てた」と結論付けた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0