韓国の原子力発電量は昨年148.4テラワット時(TWh)と、米国、中国、ロシアに次いで世界4位だった。人口を考えると世界最高水準だ。特に、国内の発電量に占める原発比率はウクライナ(54.5%)に次いで2番目に高かった。
大気汚染の主因と指摘される石炭による発電量も昨年に264.4TWhと、世界で5番目に多かった。比率は主要国・地域のうち南アフリカ、ポーランド、インド、中国、カザフスタン、オーストラリア、インドネシア、台湾に次いで9番目に高い。
韓国の発電が原発と石炭発電に偏っているのは、再生可能エネルギーの比率が著しく低いためと分析される。昨年の再エネ発電比率は2.8%で、OECD加盟国の平均(12.2%)を大きく下回った。天然ガス発電比率も21.1%と、やはりOECD平均(27.4%)に届かなかった。
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