“大麻容疑”シェフのイ・チャノ、拘束令状棄却

大麻類の麻薬を所持・吸引した容疑の韓国有名シェフのイ・チャノ（33）に対する拘束令状が16日に棄却された。

　ソウル中央裁判所は16日、イ・チャノに対する拘束前被疑者尋問（令状質実審査）をおこなった後、拘束令状を棄却した。

　裁判所は「客観的な証拠資料が大部分、収集されており、被疑者の住居や職業などに鑑みて逃走及び証拠隠滅の恐れがあると見るには難しい」と理由を説明した。

　ソウル中央地検の強力部は14日、麻薬類管理法違反などの容疑でイ・チャノを逮捕し、調査した後、15日に拘束令状を請求した。

　検察によると、イ・チャノは最近、外国から大麻草よりも幻覚性が強いものと知られているハシシを持ち込もうとして摘発され、尿検査の結果、陽性反応が出たという。イ・チャノは検察の調査でハシシを数回吸引した容疑など一部は認める趣旨の供述をした。

　ただ国際郵便で麻薬を持ち込もうとして空港で摘発されたイ・チャノは、密輸容疑については否認し、離婚によるうつ病で麻薬に手を出したと令状審査で疎明したと伝えられている。