俳優ユ・スンホ
俳優ユ・スンホ
「演技の天才」、「演技の神童」、「子役界のレジェンド」など、俳優ユ・スンホを飾る言葉は常に華やかだ。6歳からキャリアをスタートし、これまでに多数の出演作で演技を磨いてきた。

ユ・スンホ の最新ニュースまとめ

 ことし放送された時代劇ドラマ「君主~仮面の主人~」では正義の戦いに挑む世子イ・ソン役を演じ、視聴率と話題をさらった。そんな、今もっとも注目を集めるユ・スンホが約1年半ぶりに日本でのファンミーティングのために来日。韓国の中秋節、「秋夕(チュソク)」を直前に控えた9月29日(金)、東京・豊洲PITにて「FAN MEETING 2017 in TOKYO」を開催し、日本のファンにあいさつをした。

 秋らしいワインカラーのスーツ姿で登場したユ・スンホ。チャームポイントである、目がなくなるほどのスマイルと、こぼれる白い歯がとても印象的だ。「皆さんは僕に会ってドキドキしているかもしれませんが、僕のほうが100倍、1000倍緊張しています。もう死にそうなくらいです!」と緊張を隠せない様子。MCから「本番10分前から横に立ってスタンバイしていましたもんね」と暴露されると、「はい。そうです」と照れ笑い。

 フォトタイムを終えると、早速トークタイムへ。ドラマ「君主-仮面の主人」の撮影終了後、どのように過ごしていたのかと聞かれると「ドラマが高評価を頂けたので、うれしい気持ちで2か月間お休みすることができました。そして大事なことですが、25歳(韓国での年齢)にして初めて趣味が出来ました!」と報告。「僕は子供の頃から車が好きでした。僕一人で出来る僕だけの趣味がほしいと思っていまして、今レーシングをやっています。危険なレーシングではなく、ドリフト(車を意図的に滑らせる歩行技術)をこの前初めて学びました」と言うとファンからは心配する声が。

 MCから「スンホさんは危険ではないと言っていますが、本当かどうか見てみましょう。今日は動画を入手しています!」と言うとスクリーンにドリフト映像が映るも、ファンの薄い反応に「説明をしますと、これは本当に上手く走っているんですよ!その理由は、僕がサーキット場に行ったのは2回だからです。2回目ですよ!2回目でこんなに上手くドリフトしているんですよ」と興奮まじりに説明するも、MCが「正直、これが凄いのかよくわからないです」とバッサリ斬ると、ユ・スンホとファンを笑わせた。

 ドラマ「君主-仮面の主人」の話題になり、「画面いっぱいに映るスンホさんの目力が凄くて魅力的でした」と絶賛されると「その通りです」ときっぱり言い切るユ・スンホに会場がさらに笑う。殺陣のシーンを振り返りながら「バストアップのみの撮影の際は、キラキラ光る重みのある剣を使いますが、剣を振り回すシーンでは腕が痛くなってしまいますので、プラスティックの素材のようなもので代用します」と裏話もとびだした。また、撮影開始前にも関わらず大きな関心を浴びている新ドラマ「ロボットじゃない」についても「人間アレルギーで、ロボットと同居するキム・ミンギュという役です。ロマンティックコメディーという初めての分野に挑戦します!」と笑顔でドラマを宣伝した。

 俳優ユ・スンホのヒストリーコーナーでは、デビュー作である「カシコギ」と映画「おばあちゃんの家」に出演した子役時代の可愛らしいユ・スンホの写真がスクリーンに並ぶ。「子供だったので自分で選んだ作品というわけではないのですが、こうして自分の子供時代の映像が残っていることはうれしいですね。そしてとても可愛いですしね」というとMCから「照れ屋であがり症のわりに結構ナルシストですよね」とツッコまれ、笑いを誘った。

 「ユ・スンホ劇場」と題したコーナーでは抽選で選ばれたファンとともに「君主」のアフレコにチャレンジ。キム・ソヒョンが演じたハン・ガウンと、ユン・ソヒが演じたキム・ファグンがお互いに嫉妬し合い、2人に挟まれるイ・ソン(ユ・スンホ)というようなワンシーン。練習なしのぶっつけ本番ということでどうなるかと思いきや、いざ映像が流れ始めると女性役を演じた当選者2名が見事なアフレコを披露し、会場は大盛り上がり!ユ・スンホからも「僕は日本語がわかりませんが、それでも、もの凄い“嫉妬の念”を感じましたよ(笑)素晴らしいですね」と太鼓判を押していた。

 さらに、ユ・スンホは即興演技にも挑戦!仕事で疲れた女性を癒す妖精スンホ君という仮想の役で、当選したファンをバックハグして、愛の言葉を披露。「馬鹿だなぁ、俺がいるだろ?なっ?」という台詞に歓声が上がりつつも、若干片言だったため笑いも同時に沸き起こり、終始楽しい時間となった。

 短いインターバルを挟んだ後の2部は客席側の扉から登場。グレーのロングTシャツにデニムのカジュアルスタイルでファンとハイタッチをして回る姿にファンは大興奮。そのままファンからの質問コーナーへと突入した。「日本で行ってみたいところは?」との問いには「温泉!」と答え、「スンホさんはジムに通っているそうですが、どうすれば腹筋が鍛えられますか?」という質問には「トレーナーではないのでわかりませんが、何事も一生懸命にやれば腹筋が出てくると思います。僕はどちらかと言うと太りにくい体質です。『君主』の撮影期間中では7キロほど痩せてしまったので、今はウエイトトレーニングを集中的に行って体重を回復させようとしています」と告白し、最後の「心に残っている家族へのプレゼントは何ですか?」との質問には「僕が軍隊に行くとき、姉は海外留学中だったので母が一人になってしまうことになりました。だから母に家族を作ってあげようと思って、猫をプレゼントしました。そのおかげで、母はあまり淋しくならず、退屈せずに僕が帰ってくるのを待っていることが出来たようです」とエピソードを明かし、ファンの心を温めた。

 ファンとの距離がさらに縮まったところで、お次はジェスチャーゲームコーナーへ。ユ・スンホがジェスチャーをし、当選者のファンが回答するというもの。1問目のお題「ワニ」から早くも苦戦するが、その後の「ラーメン」、「目薬」、「壁ドン」さらには「猫」では可愛らしいポーズで次々とクリアしていった。不正解だったお題分に対しては、カメラの前で愛嬌のプレゼントをすることになり、首を傾げてハートを作ったり、両手で顔を挟んだポーズでファンサービスをし、会場を沸かした。

 最後はファンへの感謝の手紙の朗読となり「日本のファンの皆さんに会うことはまるで古い友人に会うかのように楽しいです。言葉は違うけれど、いつも皆さんから大きなエネルギーをもらっています。新しいドラマを成功させて、また日本の皆さんに会いに来ます」と読み上げられると、会場から温かい拍手が沸き上がった。

 そして今回は代表のファンからもユ・スンホに宛てた手紙の朗読が行われ、「僕に関心を持ってくださっているのが伝わってきました。もちろん僕も日本に来ますけど、韓国でもお会いできる機会があったらうれしいですね」とにっこり。「ファンレターをもらうことはよくありますが、目の前で朗読してもらうのは初めてでしたのでとても感動しました。今回は日本で行う4回目のファンミーティングでした。日本は近くて遠い国と言われていますが、僕は日本が大好きです。皆さんとゲームをしたり、トークをしたりすることでまるで友人のように感じることができます。ですので、リラックスして楽しい時間を過ごすことができますし、僕にとって癒し、そしてエネルギーになります。韓国に戻ると新しいドラマの撮影が始まりますが、ドラマを大ヒットさせて、また日本に来たいと思っています。今日は本当にありがとうございました」と丁寧なあいさつでファンに感謝を示し、イベントの幕を閉じた。




ユ・スンホ「FAN MEETING 2017 in TOKYO」」
[東京公演]
日時:2017年9月29日(金)
OPEN: 17:00
START: 18:00
会場:東京・豊洲PIT
[大阪公演]
日時:2017年9月30日(土)
OPEN: 16:00
START: 17:00
会場:メルパルクホール大阪


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