乗馬委員会、“朴大統領親友”娘への訓練手当て不正需給調査に“毒々しい眼差し”=韓国。
乗馬委員会、“朴大統領親友”娘への訓練手当て不正需給調査に“毒々しい眼差し”=韓国。
大韓乗馬協会が朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友・崔順実(チェ・スンシル、60)容疑者の娘チョン・ユラ氏(20)への政府の訓練手当て不正需給疑惑に関連し、調査要求から9日経ち「チョン氏と連絡を取ろうとしている」とする形式的な返答を出した。

 大韓体育会は先月25日、文化体育観光部からチョン・ユラ氏の2015年10月~12月のドイツ訓練報告書偽造疑惑に関する事実関係を把握するよう指示を受け、翌日、乗馬協会に資料を2日までに提出するよう要請した。しかし、乗馬協会は理由を明かさず、「期限内に提出できない。近日中に渡す」として、提出を延期した。

 結局、2日遅い4日に体育会に到着した公文には「訓練結果や大会参加など相異なった内容に関して該当選手に確認しようと連絡を取っている。虚偽・不良事実を確認した場合、関連委員会に回付し措置を取る」という形式的な立場が含まれていた。

 大韓体育会関係者は「我々が望む正確な回答ではない。乗馬協会は選手から訓練内容の報告を受けて手当てを支給していたのに、問題があれば今後、調査し措置を取る」と述べた。

 チョン・ユラ氏は昨年10月~12月、ドイツで64日間訓練し、384万ウォン(約35万円)の手当てを受けた。また、同年10月120万ウォン(約11万円、訓練日数20日)、11月144万ウォン(約13万円、訓練日数24日)、12月120万ウォン(訓練日数20日)ずつ支給された。

 国家代表訓練管理指針第23条5項によると、長期育成必要種目として訓練効果の最大化のために30日以上長期間自費で国外現地訓練を実施する場合、国内(選手)村外訓練に準じて給食費および宿泊費を支給できることになっている。

 乗馬協会はチョン・ユラ氏の給食費、宿泊費を執行せず訓練日数にともなう訓練手当てのみを支給した。問題はチョン・ユラ氏が乗馬協会に提出した訓練結果報告書に偽造が疑われる程、不十分だということだ。

 キム・ヒョングォン共に民主党議員室によると、ドイツの乗馬場管理人ノ・スンイル氏がサインした毎月訓練場使用確認書には9、11、14日に確認したことになっている。通常、月間使用確認書は毎月末日に確認および作成されるため、中旬に確認した文書の信頼性は落ちるという指摘だ。

 また、訓練結果報告書には10月9日~10日、10月23日~24日、11月6日~8日に基本訓練をしたと書かれているが、この期間は世界乗馬協会にチョン氏が国際大会に出場したと記録された日程と一致する。

 体育会関係者は「もし、チョン・ユラ氏の訓練報告書が偽造されたのであれば、訓練手当ては合法的手続きにより回収することができる」と伝えた。

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