【カンヌ聯合ニュース】フランスで開催されているカンヌ国際映画祭で韓国映画へのラブコールが絶えない。 韓国総合コンテンツ大手のCJ E&Mによると、カンヌ映画祭最高賞「パルムドール」を競う長編コンペティション部門に出品されたパク・チャヌク監督の「お嬢さん(アガシ)」(原題)は東欧2カ国を除く欧州諸国への権利販売契約が締結されたか、契約に向けた交渉が最終段階にある。 同映画の海外販売先は、2月に116カ国・地域を記録したのに続きカンヌ映画祭開幕前に4カ国への販売が新たに決まり、120カ国・地域となった。同映画祭での上映後は、英国、イタリア、スペイン、ポーランドなど欧州諸国からの問い合わせが続いた。 特に、同映画の原作小説「荊(いばら)の城」の作家、サラ・ウォーターズ氏の出身国である英国の場合、3~4社の配給会社が権利獲得を争っている。 同映画の権利を獲得したフランスの配給会社の関係者は「これまで見た長編コンペティション部門の作品のうち、面白みや価値が最高だった」と評価したという。  CJ E&M関係者は「一部メディアの評価とは異なり、映画館関係者や配給会社、一般の観客の反応は上々だ」と話している。このままの勢いが続けば、海外販売先はポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」(2013年)の167カ国・地域に迫る見通しだという。 カンヌ映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に招待されたヨン・サンホ監督の「釜山行き」(原題)も大型の契約に向け交渉が進められている。 韓国の配給会社、コンテンツパンダの関係者によると、米ハリウッドの映画会社から「釜山行き」の海外配給に関する提案を受け、交渉が行われている。 同作はカンヌ映画祭のディレクター、ティエリー・フレモー氏からも称賛を受けている。映画を見たフレモー氏は「歴代最高のミッドナイト・スクリーニングだった。ヨン監督の次回作品はコンペティション部門で見ることができるだろう」と語った。 hjc@yna.co.kr
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