【固城聯合ニュース】韓国南部の慶尚南道・固城で4月1日から6月12日まで、「恐竜世界エキスポ」が開催される。開幕が迫り、現地は準備に大わらわだ。 今回のエキスポではこれまでとは異なる最先端の技術を使った光の供宴を見ることができる。エキスポ組織委員会は来場者に驚きを超えた感動を届けることを目標にしている。 4回目の今年は「恐竜、希望の光で未来を開く」をテーマに、唐項浦観光地を中心で行われる。主催者側は来場者数が179万人に上ると期待している。 ◇デジタル案内システム「ビーコン」 来場者に効率的で安全な観覧を案内するため、デジタル案内システム「ビーコン」を導入する。スマートフォンでアプリケーションをダウンロードし、近距離無線通信「ブルートゥース」機能を使えば、エキスポを楽しく見て回ることができる。来場者がビーコン設置地域に入ると訪問歓迎コメントがスマホから流れる。観光案内所、授乳室、ベビーカーレンタルエリアなども簡単に探すことができる。解説や案内をする人がいなくても、スマホを通じてリアルタイムで案内を受けることができる。あらかじめお勧め観覧コースを確認してからスタートすれば決まった時間内に充実した観覧をすることが可能だ。ビーコンを使用することで、人気ブースの待ち時間が分かり、効率的に観覧することができる。 ◇楽しい自然学習の場 小学校で学ぶ「化石と地層」について学習できる恐竜の足跡の化石や教科書に載っている白亜紀の植物などが植えられた「恐竜の国」の植物園など、小学生が体験学習できる場を作った。 韓国の中学校で進路探索やサークル活動など体験活動を中心とした教育制度が導入されたことを受け、恐竜エキスポにも「進路体験館」が新設された。子供たちはニュース製作をはじめ、アニメーションの吹き替え、エコ都市デザイン、音楽公演の製作など5分野の職業を体験することができる。ラフティング、カヤック、ヨットなど海でのレジャースポーツも体験することができる。 恐竜エキスポの見どころの一つ「ディノアクアリウム」では恐竜のような外見の鳥、ハシビロコウ2羽が韓国で初めて公開される。マナティーやアルビノワニ、ジャイアントウサギなど、珍しい生き物のほか、長さ4メートルの蛇やアフリカの熱帯魚など多様な動物が展示される。体長4メートル、高さ1.8メートルの大きさの動く恐竜によるパレードにも注目だ。 ◇先端IT技術でよみがえった恐竜 エキスポでは先端の映像・デジタル技術によるデジタル恐竜を体験することができる。「ダイノトピア館」では3D映像だけでなく、振動や水、風など観客の感覚を刺激する4D映像による「ダイノアドベンチャーⅠ、Ⅱ、Ⅲ」の続編を公開する。 「朝鮮半島恐竜足跡化石館」では360度の円形スクリーンで5D映像を観覧できる。はるか昔に恐竜が絶滅して以降、多くの生命体が誕生した様子を描く。人間を中心に恐竜とさまざまな生命体が共存する未来の固城をテーマにした。 「デジタル恐竜体験館」は四つのテーマに分かれた体験ゾーンで、「ホログラム映像館」ではホログラムによって生まれ変わった恐竜を体験することができる。 ◇毎晩行われる「光の供宴」 光をテーマとしたエキスポのため、夜間は毎晩10時まで営業し、華麗な光の供宴で来場者を迎える。野外ステージの「星の光広場」では恐竜ゲートや、恐竜の噴水を多彩な照明で照らし、来場者を光で迎える。広場をすぎると「月の光ガーデン」に出る。宝石のように光る照明が春を迎えて満開になった花と交わり、祭りの雰囲気を高める。恐竜キャラクター館を中心にパフォーマンスが行われる「光の国」では「朝鮮半島恐竜足跡化石館」や「恐竜キャラクター館」などを照明で覆い、輝く天の川を描く。「光の川」に沿って歩けば、照明が施された「ダイノトピア館」に出る。五つの光のテーマだけでなく、中国四川省自貢市と協力して製作し展示されている恐竜の大型ランタン10個と、唐項湾の海上に置かれた6個のランタンも見どころだ。  yugiri@yna.co.kr
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