マイナス30度を下回る寒波が続き、北朝鮮当局が建設現場の作業員4万人を撤収させたという。(提供:news1)
マイナス30度を下回る寒波が続き、北朝鮮当局が建設現場の作業員4万人を撤収させたという。(提供:news1)
マイナス30度を下回る寒波が続き、北朝鮮当局が建設現場の作業員4万人を撤収させたという。

 「RFA」(自由アジア放送)は23日、北朝鮮の消息筋の話を引用し、「第7回大会前に絶対完工させなければならないとし、雪の降る厳しい寒さをものともせず、建設者を工事現場にかり出させた北朝鮮当局が最近、工事現場の作業員らを一時撤収させた」と報じた。

 北朝鮮北東部に位置する両江道(ヤンガンド)の消息筋は「白頭(ペクトゥ)山青年発電所と白頭山観光鉄道建設に動員された支援者が臨時に撤収された」とし、「支援者のみ撤収しただけで、工事を引き受けた突撃隊員と作業員はそのまま現場に残っている」と伝えた。

また、列車やバスを利用して18日から撤収を始め、現在建設現場に動員された4万人の作業員が段階的に撤収を終えたと説明した。

 さらに最初は両江道だけで6万人が撤収する計画だったが、運送手段が劣悪で、撤収が難しいとし、撤収できない作業員は当分の間、作業に投入されずに病室で生活をすると伝えた。

 これに関して両江道よりさらに北東に位置する咸鏡北道(ハムギョンプクト)の消息筋は、「ドクト発電所建設現場と未来館建設に動員された軍人と突撃隊員だけ残り、他の支援者や周辺共同農場の農民は10日から作業を中断して帰宅した」と明らかにした。

 これは最近の急に襲ってきた厳しい寒さのせいで、作業員を撤収したのだとし、これまで建設現場でかなり多くの事故が発生しているとも伝えられた。特に今月6日、咸鏡北道に多くの雪が降って急な厳しい寒さが襲い、凍傷を負った作業員が目に見えて増えたという。

 また他の消息筋も「寒さによって、これ以上作業をできないだけでなく、このような環境で無理な作業を強要した場合、当然手抜き工事がなされる心配が高く、支援者を臨時に撤収させたものだ」と説明した。

 続けて「撤収した人たちに『天気さえ良くなれば、いつでも現場に復帰できるよう待機状態を維持するように』という指示があった」とし、「しかしたとえ寒さが和らいだとしても、1月末までは作業するのは難しいだろう」と語った。


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