エキスポのイメージ図(事務局提供)=(聯合ニュース)
エキスポのイメージ図(事務局提供)=(聯合ニュース)
【固城聯合ニュース】韓国南部の慶尚南道・固城で、来年4月1日から恐竜世界エキスポが開幕する。「恐竜、希望の光で未来を開く」をテーマに6月12日まで73日間、唐項浦観光地と特別会場の床足岩郡立公園で開かれる。 恐竜エキスポは今回で4回目。179万人の観光客誘致を目標に掲げている。 組織委員会事務局は、同郡の崔平浩(チェ・ピョンホ)郡守に事業計画を報告し、具体的な内容を事実上、確定した。多様かつユニークな体験の場をつくるため、最先端の映像技術を取り入れ、ロマンチックな光の演出を融合させる。◇見所たっぷり、中国博物館の巨大化石も展示 エキスポ組織委員会は既存の展示館をリフォームし、先端技術を取り入れた「デジタル恐竜体験館」や「ホログラム映像館」などを設置した。 過去に大人気を博した4D(4次元)、5D(5次元)映像の続編も用意した。建物の外壁をスクリーンに見立てた、華やかな映像美を誇るメディアファサードも注目を集めそうだ。 恐竜の化石で有名な中国四川省の自貢恐竜博物館から借り受け、韓国で初めて展示される全長4メートルと11メートルの恐竜骨格化石も目玉の一つとなる。 今回のエキスポは「光」をテーマに据え、常時夜間オープンする。「星の光広場」「月の光ガーデン」「光の国」「光の川」「光の城」の五つのテーマで華やかな光の景観を演出することで、家族連れだけでなく恋人同士などさまざまな観覧客を呼び込み、179万人という来場者目標を達成したい考えだ。 また、遠くの首都圏の人にも訪れてもらおうと、運営中のコンテンツや制作予定のコンテンツを活用し、今月15日からソウル近郊の国際展示場、KINTEX(京畿道・高陽)で首都圏特別展を開催する。 組織委員会は、今回のエキスポによる収益のうち100億ウォン(約10億4000万円)を地元の発展のために使用する方針だ。◇デジタル恐竜体験館など初披露 恐竜をテーマにした展示館のうち、デジタル恐竜体験館とホログラム映像館は新たに設置される施設だ。 デジタル恐竜体験館では動作認識体験や拡張現実(AR)体験など、さまざまなデジタル技術を体験できる。 ホログラム映像館では、レーザーを利用し恐竜に関する情報を提供するほか、ホログラム映像を通じ恐竜の動き、鳴き声などを楽しいパフォーマンスとして表現する。 このほか、野外ステージの「星の光広場」、華やかな照明や音楽を楽しめる「月の光ガーデン」、恐竜キャラクター館を中心にパフォーマンスが行われる「光の国」、金鳳山川を背景に光の演出が繰り広げられる「光の川」などで開かれる光をテーマにした夜間の展示も見ものだ。
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