ソウル中央地裁で3日開かれたキム・ギジョンに対する結審公判で検察は「殺人の未必の故意と北朝鮮の主張に同調した行為が認められる」とし、懲役15年と資格停止5年を求刑した。
検察は「被告人は自分の行為により被害者が死亡する可能性を十分に認識していた」とし「ナイフで命と直結した顔や喉を狙って繰り返し攻撃した点などをみれば、殺人の故意が認められる」と主張した。
続けて「北朝鮮の駐韓米軍撤収、韓米連合訓練反対などの主張が正しいと判断し、盲目的にこれに従って犯行を犯した」とし「さらに命を殺傷する試みで出て行ったいう点から、他の利敵同調行為より(危険性が)高い」と強調した。
キム・ギジョンはことし3月5日午前、ソウル・世宗文化会館で開かれた民族和解協力汎国民委員会主催の朝食公演会で公演を準備していたリッパート大使に凶器を振り回したが、現場で捕えられ殺人未遂・外国使節暴行・業務妨害などの容疑でことし4月に拘束起訴された。
その後、検察はキム・ギジョンに対する国家保安法違反容疑を追加適用し、控訴状の変更申請。裁判所は去る7月22日にこれを許可した。
なお、キム・ギジョンに対する宣告公判は11日に開かれる。
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