原発資料流出　「北の明白な挑発」＝韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は１７日、原発の図面などの内部資料がインターネット上に流出した事件は北朝鮮の犯行だとする捜査結果が出たことについて報道官声明を発表し、「われわれの安保に対する明白な挑発」と批判した。　声明は「今回の事件を含め、北がわれわれと国際社会に対しサイバーテロを続けていることを糾弾し、即刻中止を求める」と強調。政府は今後、国際社会とより緊密に協力して対応するとの方針を示した。　犯人は昨年１２月に原発を運営する韓国水力原子力（韓水原）の内部資料をインターネット上に公開し、一部原発の運転を停止するよう脅迫。今月１２日にも再び資料をネット上に公開し、金銭を要求した。　政府合同捜査団は、ハッキングに使われた不正プログラムが北朝鮮のハッカー組織が使うものと構成や作動方式が類似していることや、犯行に使われたＩＰアドレス（ネット上の住所）が北朝鮮と関連があることなどから、北朝鮮のハッカー組織による犯行とみられるとする中間捜査結果を発表した。 ikasumi@yna.co.kr