【ソウル聯合ニュース】リッパート駐韓米国大使がソウル市内で襲撃された事件で、警察は13日、金基宗(キム・ギジョン)容疑者を殺人未遂と外交使節暴行、業務妨害の容疑で送検した。共犯の有無や背後関係、国家保安法違反の疑いに対しては捜査本部が引き続き捜査し、容疑が固まり次第、立件する方針だ。 ソウル地方警察庁の捜査本部長は同日午前の捜査結果発表で、「金容疑者は日ごろから反米感情を持ち、米国を代表する象徴的な人物として大使を犯行対象にしたと供述した」と明らかにした。金容疑者の過去の行いや現場での発言などから、日ごろの北朝鮮への同調と反米性向が大使を凶器で攻撃する行動につながったと、警察は判断した。 金容疑者は殺害の意図を否認している。しかし警察は、金容疑者が危害を加える目的で凶器を事件のあった講演会場に持ち込んだと供述しており、大使を見つけるなり犯行に及んだこと、刃物を頭の上まで振りかざして切りつけたという目撃者の話、大使の傷が深かった点などを総合的にみて、故意の犯行だったと判断した。 国家保安法違反の疑いに関しては、警察が金容疑者の自宅兼事務所から押収した書籍など43点の鑑定を外部に依頼したところ、これまでに24点で北朝鮮を称賛する内容が認められたという結果が出ている。 mgk1202@yna.co.kr
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