11日、警察によるとキム容疑者は昨年、ソウル鍾路(チョンノ)警察署が集会やデモの現場で特別に管理すべき対象と判断した「過激デモ参加者」の約10人中の1人だった。
ブラックリストに挙げられた人物の中で、大部分は反日デモ参加者だが、キム容疑者など少数は反米・従北左翼に分類され、警察はこの中でキム容疑者が最も過激な人物であると判断。集会やデモ現場で注視してきたことが伝えられた。
マーク・リッパート駐韓米大使への襲撃事件が起こった去る5日にも、警察はリッパート大使が出席する朝食講演会場へキム容疑者も入場することを事前に把握していた。しかし、講演会は集会やデモに該当しないことから、キム容疑者の入場を阻止することはできなかった、と警察は説明している。
警察関係者は「過去、過激デモなどの前歴を基にキム容疑者らを三一節(独立運動を記念する日)、竹島の日など特定日に開かれるデモに限り『要注意人物』に分類して管理していた」とし、「常習的に、集会現場ではない場所で管理してきたわけではなく、特定現場以外で管理することはできない」と伝えた。
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