【ソウル聯合ニュース】韓国のシンクタンク、韓国金融研究院の朴宗奎(パク・ジョンギュ)上級研究員は26日発表した報告書で、韓国が1人当たりの国民所得3万ドル(約324万円)、人口5000万人以上とされる「30―50クラブ」入りするのは2016年以降に持ち越されると予測した。 民間シンクタンクの現代経済研究院は先ごろ、経済成長率と為替相場予測を基に来年、韓国が30―50クラブ入りするとの予測を発表していた。 報告書では来年後半には米国の利上げによるドル高が予想されるため、ウォン安が進めば30―50クラブ入りは厳しいと予想した。 その上で、韓国が30―50クラブ入りすれば、米国、日本、英国、ドイツ、フランス、イタリアに次ぐ7番目で、植民地経営の経験がない国としては初めてとなり大きな意味があるとした。 ただ、30―50クラブ入りを目前にしているとはいえ、大部分の国民は実感できていないと指摘。経済は成長しても賃金が上がらない構造を解消し、企業が投資と雇用を増やして経済が好循環する構造をつくらなければならないと強調した。 ikasumi@yna.co.kr
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