【ソウル聯合ニュース】ウォン安ドル高の影響で韓国の2月の輸出、輸入物価がいずれも上昇した。
 韓国銀行(中央銀行)が12日発表した輸出入物価指数(2010年を100とする)によると、2月の輸出物価指数は91.01で、前月比0.7%上昇した。前年同月比では3.6%下落した。輸出物価は昨年7月から12月まで下落が続いたが今年に入り2か月連続上昇した。
 韓国銀行は、ウォン・ドル相場の平均が1月の1ドル=1064.75ウォンから先月は1ドル=1071.30ウォンとウォン安が進み輸出物価が上昇したと分析した。契約通貨ベースでは前月と同水準を維持した。
 品目別では、冷凍魚類(2.4%)、携帯電話(2.9%)、銀塊(4.7%)、金塊(4.5%)などの上昇が顕著だった。
 先月の輸入物価指数は100.06。ウォン安や原油価格上昇の影響を受け、前月比0.8%上昇した。
 品目別にみると、コーヒー(10.2%)、大豆(3.6%)、金塊(5.1%)の上昇幅が大きかった。
 韓国銀行関係者は、原油価格が約0.9%上昇し、農林水産品のうち小麦、トウモロコシなどの価格も上昇したが輸入物価への影響は大きくなかったとした上で、為替相場の影響を除けば2月の輸出入物価は1月と大きな差はないと説明した。

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