【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が11日発表した輸出入物価指数によると、11月の輸出物価指数は前月比0.8%下がった。
 輸出業者が同じ商品を売って手にする金額が韓国ウォンに換算すると平均0.8%減ることを意味し、採算性の悪化が懸念される。
 指数は5か月連続で下がり、5年9か月ぶりの低水準となった。前年同月比も2.5%下落した。
 ウォンの対ドル相場が10月平均の1ドル=1086.80ウォンから11月は1062.82ウォンと、ウォン高が0.4%進んだことが影響したとみられる。
 品目別ではフラッシュメモリー(マイナス6.5%)やテレビ用液晶パネル(LCD、マイナス2.7%)などの半導体・電子表示装置、金塊(マイナス3.6%)や銀塊(マイナス5.2%)など1次金属製品を中心に下がった。
 韓国銀行の関係者は「韓国の主力輸出品目のうちフラッシュメモリーや液晶パネルなどの需要が減り、価格が大幅に下がった」と説明した。
 輸入物価指数もウォン高や原油価格の下落により、前月比0.5%下がった。前年同月比は4.9%の下落。
 品目別にみると、コーヒー(マイナス8.8%)や冷凍魚類(マイナス3.6%)、麦(マイナス3.4%)などが下がった半面、ブタンガス(7.2%)やプロパンガス(6.3%)などは上がった。

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