「KARA」ニコル
「KARA」ニコル
K-POPガールズグループ「KARA」のメンバー、ニコルが「KARA」から脱退した後、6か月間のアメリカ留学を経て、渋谷で「パン屋」を開店するかもしれない。

KARA の最新ニュースまとめ

 先月上旬、「脱退説」や「留学説」や「契約分離説」などでファンを驚かせていたニコルだが、現在の所属事務所(DSPメディア)との再契約交渉は合意に至らず、結局アメリカ留学に進むことが決まりつつある。これと同時に渋谷でベーカリー専門店(パン屋)を開店する可能性が高いと伝えられた。

 韓国芸能界関係者によると、ニコルは来年2月から半年ほどのアメリカ留学を希望しているという。本格的なソロ活動を念頭に置いた計画だとみられるが、もともとアメリカ育ちで韓国語より英語が堪能な彼女は、芸能界デビュー後も頻繁に渡米していた。おそらく今回は、人生の転換期を迎えた彼女自身の「心の整理」も兼ねた留学になるものと考えられる。

 パン屋の開店に関しては、「ニコルは以前からパンとクッキー作りに才能をみせており、自ら作ったパンで商売をやってみたいと周囲に漏らしたことがあるという。すでに渋谷の売場も調べている様子だ」と伝えられた。

 一方で、東京都内の「中目黒」で韓国料理店を経営していているニコルの母親が今回のパン屋開店を計画し、後押ししているという説もある。アイドル寿命の短い韓国芸能界のことを心配した母親が愛する娘のために考えた「秘策」としてサイドビジネスに乗りだしたのかもしれない。

 来年の1月には所属事務所との専属契約期間が終了するニコルだが、未だ公式的な立場は発表されていない。だだ、先月の記者会見では、「私は『KARA』のメンバーとして始めたので、最後も『KARA』のメンバーとして終わりたい」、「関係者の方々が、私の意見とは異なるのであれば、私はチョン・ニコルという一個人に戻りたい」と、今後の決意を表明している。

 「個人の活動は別の事務所で、『KARA』としての活動は現事務所のDSPメディアで、両活動における契約はそれぞれの事務所で行う」という「契約分離」を提案したようだが、交渉が難航しているとの情報もあった。時期的には「KARA残留」の可能性は消えつつあると言えよう。

 なお、韓国でグループ活動とソロ活動の「契約分離」を実現している芸能人としては、国民的グループと言われていた「god」や「SHINHWA」、そして、ヒット曲「Abracadabra」で有名な「Brown Eyed Girls」ガインなどがいる。日本で「契約分離」と言えるグループは、「AKB48」ぐらいだが、あくまでも「秋元康関連プロジェクト」が持つ特殊性と「所属メンバーの多さ」という可変要素による例外なケースに分類される。

 メンバーがそれぞれ異なる事務所になってしまうと、芸能人の「命」とも言えるスケジュール調整などの面で困難を極めることになる可能性が高いため、この「契約分離」は、通常は「不可能」とされている契約形態なのである。

 いずれにせよ、日本では「KARA」が「少女時代」と共にK-POPガールズグループの頂点にあり、日本の音楽シーンやK-POP文化の内在化に大きな貢献をしてきた。いや、難しく言う必要はない。忘年会やカラオケで流れていた「KARA」の「ミスター」、「ジャンピン」、「STEP」、「LUPIN」などは、その斬新な曲調と歌詞で大衆を喜ばせ、生活に活気を戻してくれた。それだけではない。現代人が文明の対価として忘れていた「ダンス本能」まで気付かせてくれた名曲であった。

 政治や歴史や領土など、集団としての「人間の意志」が日韓の交流を妨げている今、個人としての「人間の本能」に充実な「KARA」の名曲は、その輝きを増す。

 もちろん、ニコルの焼いたバンやクッキーは食べたい。しかし、舞台で輝く「完全体KARA」のニコルは、失いたくない。第2の「東方神起悲劇」が起きないことを祈る。



[M/V]KARA Mr. "ミスター"
[M/V]KARA Mr. "ミスター"




Copyrights(C)wowkorea.jp 0