チャン・ヒョク
チャン・ヒョク
「『真の男』の撮影は、肉体的にはきついのですが、終わってみると次に感じるのは、まさに”ヒーリング”。社会で感じることができない感性が開かれるようでした」最近、MBCバラエティ番組「日晩-真の男」で人気を博している俳優チャン・ヒョクが去る6日、自身のエッセイ集「熱血男児」の出版記念会でこのように語った。

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 彼は「真の男」に出演することになった経緯について「私も何年か過ぎたら、年齢の”前の数字”が変わってしまう状況にあるため、何だか浮いているように感じていました。40代になったら、もっと幅広く展開し豊かにならなければいけませんが、私が持っているものはあまりに狭く小さいと思ったんです。定着させるものは何があるのか、と考えて『真の男』が目に入り、一度その状況に身を投じてみようと考えました」と説明した。

 しかし、こう話す一方で「頭は過去の軍隊生活を記憶しているのに、身体がついてこないんです。軍生活は楽しく過ごしていたのですが、時間が経ったからか手と足の動きに鈍さが生じてきましたね」と語り、過酷なロケだったことを明かした。

 チャン・ヒョクが先日「真の男」の撮影中、軍隊体育大会で土俵に上がるも、すぐに負けてしまい話題となった。これと関連し、この日の司会を務めたタレント、キム・ジェドンが「チャン・ヒョクの筋肉は、シルム(韓国の相撲)の筋肉とは違うものなのか?」とからかうと「放送はされなかったのですが、実際には相手選手となかなか良い勝負をしていたんですよ」と弁解し、苦笑いを見せた。

 彼は「真の男」でこれまでのイメージとはあまりに違う”虜”の魅力があるという話に「実際には、とても平凡で誰でももっているような傾向ばかりです」とし「今回のエッセイにも、そのような人間味あふれる内容を込めました」と紹介。また「これまで俳優として見せてきたキャラクターは多いですが、今回の書籍を通して大衆に近づいていけば、俳優として表現の余地も広げることができて、皆さんも自然とそれを受け入れてくれるのでは、と思いました」と語った。

 同エッセイ集を発表するに至った経緯について「初めは、大阪を旅行した後に感じた気持ちを整理して本にしようと始めたのですが、あれこれ書いてみたら段落がどんどん増えていきました。それで、これまでどのように歩んできたのか一度整理しようと書き進めてみたら、このエッセイ集ができ上がりました」と説明した。

 また、タイトル「熱血男児」について「幼い頃、香港映画の中で『熱血男児』という作品がとても好きでした。そして私が一番好きな単語も”情熱”。ずっと情熱をもっていきたいという思いから、このタイトルにしました」としたチャン・ヒョク。

 最後に「本を書くということは、その人のストーリーを広げることであり、学歴や地位の有無は関係なく、どんな話でも真実であるかが重要。私が失敗も経験し、諦めるということも経験した中で、客観的な事実を、そして熱意ある人たちの話を書きました。本を読んだ多くの方々が、共感してくださればうれしいです」とメッセージを送った。

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