【ソウル聯合ニュース】統一部の金炯錫(キム・ヒョンソク)報道官は7日、北朝鮮に対する食糧借款の返済期日が過ぎたことに関し、返済を求める4度目の通知文を北朝鮮に送るとともに年2%の遅延賠償金を課したことを通告したと明らかにした。
 韓国政府は2000年、北朝鮮にコメ30万トンとトウモロコシ20万トンを有償支援した。これらは金額にして、8836万ドル(現在のレートで約73億円)に相当する。1回目の返済期限は6月7日(返済額は約583万ドル)だったが、北朝鮮は滞納した。韓国政府は南北協力基金の受託機関、韓国輸出入銀行を通じ9月までに3度にわたって返済を求める通知文を送っているが、北朝鮮は無反応だ。
 金報道官は「債務不履行宣言をすることもできるが、今一度、誠実な履行を求める」と力説した。北朝鮮が「人工衛星」と称し、長距離ミサイルの発射を予告していることについては、「住民の食糧の何年分にも相当する費用を無駄にする愚行」と述べた。
 韓国は2000年から2007年まで計7億2004万ドル相当のコメやトウモロコシを借款方式で北朝鮮に提供している。北朝鮮は2037年までに、年1%の利子を含め8億7532万ドルを返さなければならない。

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