チョン・テセは韓国（北朝鮮）のサッカー選手。ポジションはFW（フォワード）。名古屋市で韓国籍の父親と開放前の朝鮮国籍を維持する母親の間に生まれた在日コリアン3世。本人は韓国籍を取得。朝鮮大学を卒業後の2006年、川崎フロンターレと契約を結び、サッカー人生をスタートさせる。国籍は韓国であるものの、朝鮮学校で教育を受けていたため「祖国（北朝鮮）の代表になりたい」との夢を持ち続け、、在日本朝鮮人蹴球協会のバックアップを受けながら韓国籍のまま北朝鮮のパスポートを取得。FIFAはチョン・テセが北朝鮮代表として試合に出場することを認めた。2010年南アフリカW杯に念願の北朝鮮代表として出場、国家斉唱では感極まって涙を流す姿が映し出され、話題を呼んだ。一方で、海外の番組に出演した際「金正日（キム・ジョンイル）を尊敬している」などと発言したことが国家保安法に違反するとして告発されたが、2014年9月末、検察は不起訴処分とした。

プライベートでは2013年、韓国人の一般女性と結婚。結婚発表後のインタビューで「彼女（妻）は僕のことを”イケメン”と言ってくれる」と話し、笑いを誘った。