1945年、貧困の祖国を離れ、相撲取りになるため、単身日本にやって来たシルラク＝力道山（ソル・ギョング）。しかし、先輩力士からの厳しい指導を耐え忍ぶ辛い毎日が待っていた。ある日、力士のタニマチ菅野（藤竜也）の世話で、座敷に上がる芸者の綾（中谷美紀）と出会う。やがて2人は深い愛情で結ばれ、心の支えを得た力道山は、力士“力道山”となり関脇にまで登り詰める。順調かに見えたが、そこには目に見えない“民族の壁”が存在していた・・・。

力道山を演じるのは、名優ソル・ギョング。64キロの体をたった5ヶ月で95キロにまで増やし、さらに本物のプロレスラーと共にトレーニングを積んだとか。日本の俳優陣も超豪華。映画『力道山』で国民的ヒーローになるまでの奇跡が蘇る。