大韓民国を代表するスーパーマーケット「ザ・マート」。“マートの生命は売り上げ、売り上げは顧客、顧客はサービス”を叫び、いつも顧客満足サービスを実践するためにあらゆる小言にも強く笑顔で対応する職員。そんなある日、会社から突然に一方的な解雇通知を受けることになる。

韓国映画「カート」は大型スーパーの契約社員を描く。登場人物は長期間会社に従ったが、正社員ではない事が理由で安給に苦しめられたあげく、突然に一方的な解雇通知を受け、そんなある朝、座り込みに出る。映画は、雇用不安に襲われる労働者たちの話は冷酷な現実に根を置いている。プ・ジヨン監督は「全般的に非正規雇用に関連した事件や闘争記録を参考にした」と述べた。ハワイ国際映画祭、トロント国際映画祭などにも出品されている。邦題は「明日へ」で、2015年11月6日日本公開。