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金与正氏は文大統領が視察後、「ミサイル戦力の増強こそ北の挑発に対する確実な抑止力になり得る」と述べたことに対し、「非常に強い遺憾の意」を表明。文大統領を名指しし、「言動を深思熟考すべきだ」として「南北関係の完全な破壊」まで警告した。
ただ、国内には公開しないことでトーンを弱めたとみられる。
金与正氏は談話で「われわれはそれ(破壊)を望んでいない」とし、南北関係回復の意思があることも示唆した。
金与正氏がこれまで激しい言葉で韓国を非難してきたことと比べると、表現のトーンも弱い。
北朝鮮は対韓・対米など対外関係に関する談話などを国内向けメディアでは公開しないことでトーンを弱め、外交による問題解決の余地を残すような態度を見せてきた。ただ、韓国の脱北者団体によるビラ散布問題はほとんどの国内向けメディアで報道し、韓米合同軍事演習も報じるケースがあった。
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