「重い責任感」文大統領、早ければ今週中にも内閣改造断行=韓国(画像提供:wowkorea)
「重い責任感」文大統領、早ければ今週中にも内閣改造断行=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン大統領が与党のソウル市長補欠選の敗北以降、「低姿勢」と「重い責任感」で国政に臨むと明らかにした中で、早ければ今週にも内閣改造を断行して刷新の意志を表わす予定だ。次期大統領選に挑戦するために職を降りることが確実とされているチョン・セギュン首相をはじめ、ホン・ナムギ経済副首相などの経済チームの人事を電撃交代する見通しだ。

ノ・ヒョンウク の最新ニュースまとめ

11日、与党関係者などによるとムン大統領は、早ければ今週にも人事を刷新する内閣改造を断行するとみられる。

ムン大統領は、今回の補欠選挙の結果が確定した8日、「国民の叱責を厳重に受け入れる。さらに低姿勢で、より重い責任で国政に臨む」とし「コロナ克服、経済回復と民生安定、不動産腐敗清算など、国民の切実な要求を実現するために邁進する」という立場を明らかにした。

これらは現在のムン政権が重点的に取り組んでいる課題であることに変わりない。よってムン大統領が補欠選の敗北を契機に政策基調を急激に転換するというより、政策の実質的な成果を生み出すことに注力する方向だとみられる。

その実践方策として、人的刷新はまず最初に挙げられる。まず、不動産問題を含めて、経済政策を指揮しているホン・ナムギ副首相兼企画財政部長官の交代が予想される。ホン副首相は、2018年12月に就任し2年4か月間在職し、歴代最長寿の経済司令塔になった。

ホン副首相は、コロナの局面でも経済を安定的に導きながらムン大統領の信任を受けたが、災害支援金支給などをめぐって与党と対立し、数回辞意を表明した。長期間経済を率いてホン副首相の疲れもかなり溜まっているとみられる。

よってムン大統領がホン副首相を含め、経済閣僚を交換することにより、経済に専念する意志を示す可能性が高い。ホン副首相の後任には、企財部出身のノ・ヒョンウク元国務調整室長、グ・ユンチョル国務調整室長などが挙げられる。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 88