カン・ミンソク大統領府報道官はこの日午前、書面ブリーフィングを通じてこのように明らかにした。会議には、チョン・ヘチョル行政安全部長官、クォン・ドクチョル保健福祉部長官、ク・ユンチョル国務調整室長、キム・カンリプ食品医薬品安全処長、チョン・ウンギョン疾病管理庁長が出席する。
韓国政府は第2四半期に1200万人にワクチンを接種する計画だが、最近、世界各国がワクチン確保競争を繰り広げていることから、需給計画に支障が出る恐れが高まっている。
アストラゼネカ（AZ）製ワクチンと血栓症状をめぐる議論も収まっていない。欧州医薬品庁は、アストラゼネカ製ワクチンと血栓の副作用が関係しているという立場をあきらかにしたが、これは非常に稀な副作用であり、依然としてAZワクチンのメリットが危険よりも大きいとしAZワクチン接種を支持した。
これに先立ち、韓国の防疫当局は該当事例を調査していた欧州医薬品庁（EMA）の調査結果を参考にし、近いうちに接種を再開するかどうかを発表するという立場である。
これに対し、文大統領が直接対応状況を確認し、関連対策を議論するとみられる。
文大統領はまた、今月15日には拡大経済長官会議を招集する。経済状況と主要戦略産業の現況を点検し、対応戦略を議論するためだ。
拡大経済長官会議では、ホン・ナムギ経済副首相とソン・ユンモ産業通商資源部長官、イ・ジェガプ雇用労働部長官、ムン・ソンヒョク海洋水産部長官、クォン・チルスン中小ベンチャー企業部長官などが参加する予定である。
これに先立ち、文大統領は今月8日、与党の補欠選惨敗と関連して「国民の叱責を厳重に受け入れる」とし「新型コロナウイルスの克服、経済回復と民生安定、不動産腐敗清算などに邁進する」と国政運営の方向を明らかにした。
カン報道官は、「特別防疫点検会議と拡大経済長官会議を相次いで招集し、直接取りまとめることは国民に明らかにした通り、国政懸案を解決していくための最初の歩み」とし「文大統領は国民の切実な要求を実現させていくために、さらに低い姿勢とより重い責任感で国政に臨む」と述べた。
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