23日、インチョン(仁川)本部税関は関税法及び薬事法違反などの容疑で、中国国籍の留学生A氏(23)など4人を書類送検し、検察に起訴意見で送致したと発表した。
A氏などは、今年3月から6月まで中国から不良マスク34万枚を「KF94マスク」の包装紙に入れた後、輸入品目を「衣類」にして虚偽の申告をし、密輸した容疑に問われている。
またこのうち26万4千枚は、韓国国内で「食品医薬品安全処」の安全認証を受けた、正品のKF94衛生マスクと偽り販売し、不当な利益を得ていた容疑でも起訴された。
A氏は、中国国籍で韓国国内の大学に在学中の留学生だ。彼は共犯者と共謀し、有害物質の濾過率が72%に過ぎない中国産マスクを1枚あたり390ウォンで購入した 。
その後、390ウォンで購入した不良マスクを、1枚あたり1000ウォンから1350ウォン、最大3倍を超える価格で転売し、不当な利益を得ていたことが明らかになった。
A氏は、今年5月にも首都圏一帯で不良マスク10万枚を市中に流通させ摘発されても、再び罪を犯したことが確認された。
税関は、A氏が密輸して売れ残った不良マスク7万6千枚を廃棄処分する予定だ。
税関関係者は「国民の安全侵害の取り締まりに全力をあげる。」と話した。
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