労働新聞が10日に掲載した、平壌・大同江区域の総合診療所で話し合う関係者ら=(労働新聞=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
労働新聞が10日に掲載した、平壌・大同江区域の総合診療所で話し合う関係者ら=(労働新聞=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対外宣伝メディア「統一のメアリ」は17日、新型コロナウイルスの感染防止に向けた金策工業総合大学病院の対応を紹介し、「病院の医療労働者は(冬)休みを終えて帰ってくる学生の検診を行い、異常な症状があれば未然に徹底的な対策を取るための事業に力を入れている」と明らかにした。

 金日成総合大や金策工業総合大など、平壌にある大学は全国から学生が集まる。

 冬休みを迎え、全国各地の故郷に帰った学生が平壌に戻り始め、大学が新型コロナウイルスの感染防止に神経をとがらせているもようだ。

 統一のメアリによると、医療関係者が数日徹夜で数千人の学生に対する検診を行い、授業に支障が出ないよう取り組んでいるという。また、発熱などの症状がある教職員や学生はすぐに入院させて感染の有無を調べるなど、治療対策を徹底していると説明した。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は15日、「現在、わが国で新型コロナウイルスの感染症患者は発生していない」とし、北朝鮮では感染者が出ていないと改めて主張した。


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