液体式電子たばこ(資料写真)=(聯合ニュース)
液体式電子たばこ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国食品医薬品安全処は12日、国内で流通する液体式電子たばこ153製品を対象に実施した7種類の有害物質に関する検査結果を公表した。 今回の検査は液体式電子たばこの安全管理対策の一環として行われたもので、一般のたばこ16製品と類似たばこ(たばこの葉ではなく茎や根から抽出したニコチン、または合成ニコチンを使い、法律上たばこに分類されない製品)137製品を対象に実施された。 分析対象とした成分は、大麻にも含まれる精神活性物質「THC」、化学物質「ビタミンEアセテート」、香料3種、液体の気化を助ける溶媒2種。 分析の結果、米国で液体式電子たばこによる重症肺疾患患者の多くが使用していたことが確認されたTHCは全製品で検出されなかった。米国と異なり、韓国では大麻の使用が禁止されているためとみられる。 一方、一部の製品からは肺疾患を誘発する疑いがあるとされるビタミンEアセテートと香料が検出された。 保健福祉部と食品医薬品安全処、企画財政部などで構成された合同対応班は、このような分析結果を基に対策会議を開き、液体式電子たばこの使用中止を求める勧告措置を人体への有害性の研究結果が発表される来年上半期まで維持することを決めた。 対応班は、肺疾患の原因物質が確定されていない点と、人体への有害性に関する研究が進行中である点、米国での措置などを総合的に考慮した判断だと強調した。
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