昨年9月に会談した李氏(左端)とポンペオ氏(右端)=(EPA/米国務省=聯合ニュース)
昨年9月に会談した李氏(左端)とポンペオ氏(右端)=(EPA/米国務省=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、9月中旬に米ニューヨークで開かれる国連総会に李容浩(リ・ヨンホ)外相が出席すると通知したことが分かった。外交消息筋が22日、伝えた。 この消息筋は「北が9月17日から開かれる国連総会の高官級会議に李容浩外相が出席し、基調演説を行うと国連に通知した」と述べた。 北朝鮮からはほぼ毎年、外相が国連総会に出席している。 国連総会にはポンペオ米国務長官も出席する予定で、この機会にポンペオ氏と李氏が会談する可能性が高い見通しだ。 ただ、北朝鮮は8月初めにタイ・バンコクで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に李氏の出席を予定していたが、直前になって欠席を通知したことから、韓米外交当局は李氏の出席可否を引き続き注視している。 ポンペオ氏と李氏は昨年9月の国連総会でも会談したが、今回会談することになれば注目度ははるかに高くなると予想される。当時のポンペオ氏のカウンターパートは金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長(当時は統一戦線部長)だったが、現在は李容浩外相とされる。 韓米外交当局は9月初めまでには米朝実務交渉を再開して意見の隔たりを縮めた後、これを基に国連総会で高官級会談を開くことが望ましいと考えているが、先行きは不透明だ。 北朝鮮はこの日発表した外務省報道官の談話で、「全ての問題を対話と交渉を通じて平和的に解決しようというわれわれの立場には変わりはないが、軍事的脅威を伴う対話には興味がない」と表明しており、実務交渉の再開には多少時間がかかるとの観測が出ている。
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