違法操業する漁船(資料写真)=(聯合ニュース)
違法操業する漁船(資料写真)=(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】韓国の海洋警察庁は22日、月末にかけ、韓国海域での中国漁船の違法操業に対する特別取り締まりを行うと明らかにした。中国で海産物の需要が増える春節(旧正月)の連休(2月4~10日)を前に、活発になることが予想される中国漁船の違法操業を防ぐ。

 海洋警察庁は艦船23隻と航空機3機を投入し、海軍、海洋水産部漁船管理団と協力しながら黄海や済州周辺海域で違法操業の取り締まりにあたる。

 許可なく韓国海域に入った中国漁船には退去措置を取る。船隊を組んで操業し、韓国側の取り締まりに暴力で抵抗する場合には、拿捕(だほ)するなど強力に対処する方針。また、韓国政府から操業許可を得た中国漁船が漁獲量のごまかしなど違法な行為をしないよう、海上での検問も強化する。

 一方、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近で違法操業する中国漁船は減っている。2016年は1日平均109隻だったが、18年は71%減の32隻だった。海洋警察による拿捕も16年の計248隻から昨年は136隻に減少した。


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