血縁として金委員長と誰よりも緊密に意思疎通ができる与正氏は党第1副部長の肩書を超え、金委員長の国政全般を補佐しているものとみられ、事実上、秘書室長の役割を担っているとみられる。 与正氏はこの日、文大統領の平壌到着や歓迎式の過程で、進行を調整するために現場を縦横無尽に駆け回る姿を見せた。 ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)に設置された南北首脳会談のプレスセンターでは、中継画面に与正氏の姿が何度も映し出された。 与正氏は早くから平壌の空港に到着し、文大統領一行のための歓迎式の準備を指揮した。文大統領の宿舎である百花園迎賓館でも与正氏が関係者とともに南北首脳を待つ姿が捉えられた。 与正氏の奔走(ほんそう)は行事の全般的な進行を取りまとめる責任を与えられたことを示している。3日間にわたる南北首脳会談の状況や成果を北朝鮮住民に宣伝することでも主導的な役割を担うものとみられる。
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