【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は17日の論説記事で、平壌で18~20日に開く南北首脳会談を念頭に「北と南は歴史的な板門店宣言を履行するための道で達成したあらゆる成果を大切にし、力と知恵を合わせて平和と繁栄、統一の新たな歴史を力強く切り開いていくべきだ」と強調した。 同紙は「歴史的な板門店宣言を採択して以降、北南(南北)の間でさまざまな分野の実務接触が行われ、散り散りになった家族や親戚の再会が実現し、軍事会談も開かれた」と、8月の離散家族再会行事などに言及した。今月14日に開所した南北共同連絡事務所についても「板門店宣言の履行過程で収めた一つの成果」だとした。 4月27日の南北首脳会談で合意した板門店宣言は、朝鮮半島の非核化や朝鮮戦争の終戦宣言の年内採択を目指す方針を明記しているほか、鉄道・道路の連結など南北協力も盛り込まれた。労働新聞は平壌での南北首脳会談には直接言及しなかったが、今会談で板門店宣言の履行成果を点検し、推進方向を定めることを最優先議題とする考えをほのめかした形だ。
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