「バンコク合唱団」でスタジオ推理団として活躍したヒチョルと“バンコク合唱団”のチョ・ソンモ。(画像:画面キャプチャ)
「バンコク合唱団」でスタジオ推理団として活躍したヒチョルと“バンコク合唱団”のチョ・ソンモ。(画像:画面キャプチャ)
10月4日(日)に放送された秋夕(チュソク/旧盆)特番「バンコク合唱団」(SBS)は、たった1回のパイロット版ではあったが、withコロナ時代にぴったりな非対面の音楽推理バラエティとして大きな話題を集めた。

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番組名の「バンコク」は部屋に閉じこもる、引きこもるという意味で、自宅で正体を隠したまま歌う芸能人4人の“バンコク合唱団”と、スタジオで彼らの正体を当てる推理団が推理対決を繰り広げる番組だ。スタジオ推理団はヒチョル(SUPER JUNIOR)、ミノ(WINNER)、お笑い芸人チョ・セホ、女性お笑い芸人チャン・ドヨン、トロット歌手ソン・ガインの5人。放送前、ヒチョルが芸能界引退までかけ、“バンコク合唱団”の一人を推理したことが予告され、注目を集めていた。

“バンコク合唱団”は1曲を4人でパート分けしながら歌っていくスタイルで、全4曲、4ラウンドで行われた。スタジオ推理団が“バンコク合唱団”の4人全員の正体を当てたら勝利、1人でも正体がバレなければ、“バンコク合唱団”の勝利となる。勝利した方は、そのメンバーたちの名前で、新型コロナウイルスにより、厳しい状況にある脆弱階層(社会的弱者)に外食クーポン1000枚を寄付するという趣旨も素晴らしいものだった。

これまで韓国の音楽推理バラエティでは、“歌ウマ”と“音痴”を当てる「君の声が見える」シリーズや、歌マネ名人たちの中に隠れている本物の歌手を見つけ出す、現在放送中の「HIDDEN SINGER」シリーズなどが人気だが、このように正体を隠し、歌っている芸能人を当てるものはなかった。しかも、自宅での歌唱のため、声だけでなく、部屋の様子やあちこちに置かれたインテリア、小物なども大きなヒントになり、誰なのかを推理していく面白さがある。

第1ラウンドでは誰も当てることができなかったが、第2ラウンドでは英語で書かれた手紙や、平昌オリンピックの広報大使を務めた証書に目をつけたスタジオ推理団が、エリック・ナムを見事に当てた。

そして、第3ラウンドでは歌声と部屋に置かれたレザージャケット、クリスタルピアノを見たヒチョルが、「曲が進むにつれ、自分の声が出ていた。ピアノを弾く姿もそうだし、本当にヒョン(お兄さん)のファンだから、よく分かる」とチョ・ソンモだと確信。

チョ・ソンモの大ファンで、もちろんアルバムは全部持っていて、もう数万回は聴いているというヒチョルは、クリスタルピアノを見てピンときたそうで、「アルバム『歌人』で、『君だけだから』という曲を『X JAPAN』のYOSHIKIさんが作っていて、そのときYOSHIKIさんと(チョ・ソンモ)ヒョンがクリスタルピアノで演奏した」と話し、もしチョ・ソンモでなければ、すぐに引退すると自信満々に推理したのだった。そうして見事、チョ・ソンモを当て、引退をかけた勝負に勝った。ちなみに、チョ・ソンモはそのクリスタルピアノを2003年に1億ウォンで購入したという。

結果的に、最終第4ラウンドで、スタジオ推理団が俳優ソ・ジソクとお笑い芸人ナム・チャンヒを当て、スタジオ推理団の勝利で番組は終わった。

今回、地上波テレビ局SBSでの放送だったが、「X JAPAN」YOSHIKIの話題に触れられたほか、スタジオ推理団が推理するときのBGMとして、日本の大ヒットドラマ「踊る大捜査線」のメインテーマ「Rhythm And Police」が使われていたのも驚かされた。たしかに、緊張感をあおる曲で、推理する様子にぴったりハマっていたが、韓国のバラエティで聴くことになるとは。妙にこのサントラが耳に残った。

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