ドラマ『私の恋したテリウス~A Love Mission~』のスペシャルイベントを開催した俳優ソ・ジソブ
ドラマ『私の恋したテリウス~A Love Mission~』のスペシャルイベントを開催した俳優ソ・ジソブ
“カリスマ俳優”ソ・ジソブがスパイ兼ベビーシッターとして活躍する大ヒットドラマ『私の恋したテリウス~A Love Mission~』のスペシャルイベントが、去る1月25日、大宮ソニックシティで開催された。

ソ・ジソブ の最新ニュースまとめ

ドラマのハイライト映像が流れたのち、主人公キム・ボンのテーマ曲「私の後ろにテリウス」をバックに、すっとステージに現れたソ・ジソブ。ブラックジーンズに黒のジャケットと、全身黒で身を包んだスタイルがカッコよく、「ジソ~!」と客席から声があがる。この日は「春節」で、旧暦では元日に当たることもあり、「韓国は今日が旧正月なんです。皆さんも今年が幸せ多き1年になるよう願っています!」と、まずは“新年のごあいさつ”。

 そして、早速ドラマトークに。最初は、「ソ・ジソブが好きなシーンBEST3」を発表するコーナー。シャープなスパイアクションから、思わずほっこりするベビーシッターシーンまで、シリアスとコミカルが行き来しながら、ジソブの多様な魅力を味わえる本作だが、本人が選んだBESTシーンは果たして……?ひとつめは、なんと「コスプレ・マスター ジソブ!変装シーン」。海女さんから始まり、警察官、映画『レオン』のパロディ、占い師まで、爆笑コスプレの数々がジソブのお気に入りなのだとか。特に、占い師役はノリノリで、「どうすれば面白くなるか、一生懸命考えながら演じました!」と楽しそう。ふたつめのお気に入りシーンは、「実はドキドキだった!鼻キスシーン」。カン・ギヨン演じる育児仲間サンリョルとの鼻と鼻をこすり合わせる鼻キスは、韓国でも話題を呼んだ名(迷?)場面だ。カッコいいシーンもたくさんある中で、あえて「僕は愉快なシーンを選びました!」と話すジソブに会場も爆笑。最後に選んだのは、9話の水中撮影シーン。銃で撃たれて川に落ちたボンをチョン・インソン演じるヒロイン、エリンが助け出す場面だが、泳ぎが得意なジソブでさえ「怖いな」と思ったほどの深さ(水深5メートル)で、それをカッコよく演じてくれたインソンを讃えたい、という意味で選んだのだとか。自分ではなく共演者の名シーンをセレクトするあたり、俳優としての余裕と深みを感じさせられた。

 続いてのトークコーナーでは、即座の判断力が必要なスパイという役柄にちなみ、ドラマに関する2択の問いに3秒以内で答えるQ&Aを用意。劇中のボンのようにママ友を作る自信が、A.ある、B.ない、では「ない」、自分の意見で台本を変更したシーンがある、A.ある、B.ない、では「ある」と即答。ここでは、アクション経験を活かし、どうすればよりクールでカッコいいアクションが撮れるか、現場で提案したと裏話も聞かせてくれた。一方で、年末のMBC演技大賞では受賞の期待をしていたか否かの2択では、どちらも選べなかったジソブ。「演技生活が長いので賞に対する欲はない。でも、人間なので、ちょーっとはしました(笑)。新人賞はあったけど、大賞はなかったんです!」と、迷った理由を明かし、人間くささもちらり。

 その後は、ファンがプレゼントを懸けて挑む「テリウス映像クイズ」が行われ、ジソブはプレゼント用にUFOキャチャーに挑戦!景品はドラマに出てくるぬいぐるみ「テジウス」ということで、ファンも大盛り上がりだ。前々日に行われた大阪公演では一度も成功しなかったとかで、自信なさげなジソブだったが、コツを掴んだのか、見事3体ゲットに成功し、上機嫌に。さらに、会場を周遊しながらサインボールをプレゼントする大サービスも。

 前半を終え、ジソブが一旦退場している間、シンガーソングライター、Gahoが登場。「OSTは、俳優の演技と合うように歌わなくてはいけない。そのハーモニーが大切だと思う」と挿入曲を歌う難しさを語りつつ、本作のOST「そうやって胸がときめく」と、自身のオリジナル曲「Stay Here」を熱唱し、伸びやかな歌声で観客を魅了した。

 イベント後半は、ジソブに加え、本作の共演者チョン・インソンとカン・ギヨンというスペシャルなゲストも合流。前半、ジソブの様子を裏で見ていた2人は口々にUFOキャッチャーでの活躍に驚いたよう。特に、カン・ギヨンは「実は失敗することを祈っていたんですが(笑)、上手くできたようで……称賛の言葉を贈りたいと思います!」と先輩を“いじる”一幕もあり、仲の良さが伝わってきた。3人でのドラマトークでは、ジソブがBESTシーンに選んだ「鼻キス」について訊かれたカン・ギヨンが、「ジソブさんの鼻は、神秘的な機運を持っているんです。その機運のおかげで、2019年はすべての作品がうまくいき、多くの視聴者に愛されました!」と、鼻キスの恩恵を自慢げに語り、ジソブも大笑い。「顔を横に振る(鼻キス)シーンは放送されていましたが、僕たち、縦にも顔を振っているんです!」と、裏エピソードも暴露され、必死に額の汗をハンカチで拭くジソブがおかしくも可愛い。一方、チョン・インソンは「子供たちとのシーンがとにかく大変だったけれど、ジソブさんが彼らと遊んであげて、雰囲気を作ってくれました!」と、現場で見たジソブの配慮を明かしてくれた。さらに、大好評だった本作のシーズン2があったとしたら、「鼻キスをやってみたい!」(チョン・インソン)、「NIS(国家情報院)のメンバーに昇給し、エリンを排除し、ボンの鼻を守りたい!」(カン・ギヨン)と、“ジソブの鼻争奪戦”に。ジソブ自身は「僕はボンをやるけど育児担当で、アクションはエリンの担当かな。危険にさらされたときは僕が出ていくけど、できればあまり走りたくないです(笑)」と、冗談を交えつつ語ってくれた。

 トークのあとはおまけで、チョン・インソンとカン・ギヨンもUFOキャッチャーに挑戦!が、ジソブのように上手くいかず、「ほんとにジソブさんはすごい人でした!」と改めて感じ入るなど、愛あるいじりと素直な称賛の絶妙なバランス。会場のファンとの記念撮影では、カン・ギヨン、チョン・インソンが投げキスをし、ジソブもやらされるハメに(笑)。そんな息の合った愉快なやり取りを繰り広げる3人の姿から、ドラマが愛された理由を見た気がした。

 そして、最後は3人がそれぞれにあいさつ。「このような場に連れてきてくれた素敵な大先輩に感謝しています。僕自身にも(個人ファンミーティングという)小さな夢ができました!(笑)」(カン・ギヨン)、「ジソブさんに出逢えたことは、私の人生にとって、大きな幸運でした。2020年も私の人生は、福でいっぱいだと思います!」(チョン・インソン)、「いつも熱い応援をありがとうございます。今年1年が皆さんにとって幸多き年でありますように。また、素晴らしい作品でお会いできればと思っています!」(ソ・ジソブ)。 “主役”がきっちりと締めるあたりもさすが。ジソブファンも、ドラマファンも大満足のイベントだった。


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