「MC THE MAX」ISU
「MC THE MAX」ISU
“韓国の4大ボーカリスト”の1人で、圧倒的な歌唱力を持つ「MC THE MAX」のボーカル、ISUが今年3月東京にて、大盛況のうちに終えた初のソロライブに続き、9月22日(土)東京・有楽町ヒューリックホール東京にて、2度目のソロライブ「ISU of M.C THE MAX Concert in Japan」を開催!

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 ISUというと、「MC THE MAX」の人気楽曲「No matter where(どこでも)」が、「2016年韓国で最も歌われた曲トップ100」で見事1位を獲得し、同曲は「東方神起」のチャンミンが、昨年の軍隊活動の義務警察のステージで披露したことでも話題に。さらに、2017年11月にリリースされた、チャン・ヒョク主演ドラマ「カネの花」のOST「My Way」が、じわじわと人気を集め、今年2月に入ってから韓国最大の音源サイトMelOnのOSTチャートで1位を獲得するロングランヒットを飛ばし、確かな実力と人気を見せつけた。

 そんな魅力的な歌声で、多くの人の心を揺さぶるISUが、2度目の日本ソロコンサートを前に、プロモーション来日し、その歌声を生み出す秘訣や、日本が大好きだという彼らしく“日本愛”もたっぷり語ってくれた。



Q.まずは前回、3月に開催した日本での初ソロコンサートの感想からお聞かせください。

グループではなく、ソロで初めてのコンサートだったので、久しぶりにすごく緊張しました。あんなに緊張したのは本当に久しぶりですね。前日もほとんど眠れなかったくらいで。


Q.コンサート中、ISUさんの歌声に感動し、思わず泣いてしまうファンもいたようですが、日本のファンの印象はいかがですか?

基本的に日本の観客の皆さんは、歌にすごく集中して聴いてくださり、改めて歌が持っている力というものを感じました。文化的な背景も違うし、僕のことをまだよく知らないと思いますが、歌が持っている力だけで、観客の皆さんがそのような反応を見せたということに、すごく感謝しました。
韓国の方は、大きな声で叫ぶし、好きなら好き、嫌いなら嫌いとハッキリ表現をするんです。それに比べると、日本の方は、確かに歌に集中しているなと感じます。韓国で長く活動していて、日本に初めて来ると、反応がダイレクトに来ないので戸惑う歌手もいるんですが、1度公演をしてみると、集中して聴いてくださっているんだなということが分かります。


Q.キム・ボムスさん、パク・ヒョシンさん、ナオルさんと共に“韓国の4大ボーカリスト”と言われ、聴く人を魅了する歌声をお持ちですが、歌うときに大事にしていることは何でしょうか?

まず、“4大ボーカリスト”と言っていただいたんですが、ほかにも歌が上手な方はたくさんいらっしゃるので、照れくさいです。お恥ずかしい限りです(笑)。歌ううえで大事にしているのは、歌詞の世界観を完ぺきに表現するということですね。どうやったら、その歌詞を完ぺきに表現できるか、いつも悩んでいるし、僕が表現したものを観客の方にも完ぺきに受け取ってもらえたらいいな、ということを念頭に置いています。


Q.普段、その歌声を維持するため、何かケアしていることなどはあるんでしょうか?

2つあるんですが、1つ目はよく寝ることです。睡眠時間によって、アウトプット(発声)が変わってきます。十分に睡眠をとると、大きな声、クリアな声が出るので、よく寝ることが大事だと思っています。僕のベストは7時間以上ですね。公演前は緊張もするので、よく寝られない方なんですが、それでもたくさん寝ようと努力しています。そして、2つ目は公演前、ご飯をよく食べること。ご飯の力で、歌わないといけないので。その日、一番食べたいものをお腹が満足するぐらいに食べます。食べ物というのは、お腹を満たすという目的もありますが、気分を良くするものでもあると思います。


Q.韓国では、ISUさんの曲はカラオケでよく歌われるそうですが、自分の曲をたくさんの方が歌っていることについて、どう思っていらっしゃいますか?

たくさん歌っていただけているというのは、どんな歌手でもうれしいことだと思います。ファンの方や、会った方から、僕の歌をカラオケでよく歌っていると聞くと、すごく気分が良いですね。聞いた話だと、僕の曲は何というか、一般男性のチャレンジ精神をあおる曲だと(笑)。皆さんがカラオケで上手く歌いたい、と思う曲だと言っていました。とにかく、自分の曲を歌ってくださるというのは、すごくうれしいことです。


Q.ご自身はプライベートでカラオケに行くことはあるんですか?

時々行きますね。なりゆきで、友達と行くこともあるし。


Q.カラオケではどんな曲を歌うんでしょうか?

学生時代によく聴いていた曲。80、90年代の曲をよく歌いますね。キム・グァンソクさんとか、ロックバンド「野菊」の曲とかを。


Q.ISUさんが歌うと、採点機能で高得点が出るんじゃないですか?

それが、あまりいい点数が出ないんです。「もっと頑張りましょう」みたいな。だから、“僕ももっと頑張らないとな”って(笑)。昔、自分の曲で、友達と点数対決をしたこともあるんですけど、何度も負けましたから。ハハハハハ。


Q.自分の曲もよく歌われるんですか?

いえ、あまり歌わないです。カラオケには遊びに行っているから、自分の曲を歌うのはちょっと…。友達が僕の曲を歌っているのを聴いています。


Q.でも、自分の曲を歌ってほしいとリクエストされませんか?

リクエストされますね。でも、そういうときは、「だったら、お金払って」って(笑)。


Q.韓国では、昨年11月にソロでリリースしたOST「My Way」がじわじわと人気を集め、ことし2月にOSTチャートで1位になり、話題を集めましたが。

すごくうれしいです。どんな曲でも、新曲が出たら、たくさんの方に聴いてほしいと思うんですが、この曲は最初、あまり反応がなかったんです。でも、ドラマが終わってからも、すごく愛されたので、本当にうれしいです。以前、「MC THE MAX」 の8thアルバムのタイトル曲「No matter where(どこでも)」も、2年近くチャートにランクインして、ロングラン賞という賞をもらったことがあるんですが、多くの方が聴いて、歌ってくださったおかげです。さっきカラオケの話をしましたが、皆さん上手く歌うために、基本的にたくさん聴くんですよ。だから、曲が愛されるんだと思います。


Q.日本では、9月22日に2度目のソロコンサートが決定しましたが、今回はどのようなコンサートにしたいと思っていらっしゃいますか?

3月の初コンサートは、韓国でやってきたソロコンサートと似たような部分があったんですが、9月のコンサートでは、いままで歌ってきたいろいろな曲、それから今回も日本の曲を披露しようかなと。それで、頑張って準備をしています。上手く歌えて、好きな日本の曲もたくさん歌うつもりだし、前回の公演で披露できなかった曲も選曲しようかなと考えています。


Q.前回とは違う日本の曲に挑戦されると?

ハイ。準備をしています。だから、最近、どの曲を歌ったらいいか、すごく悩んでいます。僕にはどんな曲が似合うか、周りにも聞いたりして。


Q.ファンにはどんなところに注目して見てほしいですか?

韓国でのコンサートもそうなんですが、特別なイベントとか、パフォーマンスが目を引く公演ではないと思います。もちろん、そういうのもいいんですが、僕のコンサートは音楽をしっかり聴ける公演を作ることを目指しているので、そこにフォーカスを当てて、完ぺきな歌を届けられるよう、練習をしています。そういう部分が、僕の公演の特徴になったらいいなとも思っているし。だから、歌にしっかり耳を傾けていただけたらうれしいですね。


Q.ISUさんは日本がすごく好きだと聞いたんですが、時間に余裕があったら、日本でどんなことをしたいですか?

日本の有名なところは、もうほとんど行ったんですけど、沖縄だけは行っていないので、一度行って、スキューバダイビングをしてみたいです。あと以前、北海道に行ったときも、すごくいい思い出があるので、また行きたいし。それから、年に1回は九州へ行って、温泉に入って、夏にはバイクにも乗るんです。釜山から船に乗って下関で降りて。もう2回、バイクで九州を巡ったんですが、時間があれば次はもっと遠いところまで行きたいですね。


Q.北海道では何をされたんですか?

まずアイスクリームがおいしくて(笑)。シュークリームもおいしかったし。雪もたくさん降って、冬の景色もすごくキレイじゃないですか。でも、冬にはまだ行ったことがないので、今度は冬に行きたいです。


Q.前回の来日は、春だったのでちょうど桜の時期でしたが。 

そうですね。公演の数日前から東京に入っていたので、公園に行って、桜の写真を撮ったり、花見をしましたよ。東京は以前からたくさん来ているので、四季は全部経験しています(笑)。毎回来るたびに、おいしいものがたくさんあるので、何を食べようか、いつも悩みどころなんです。時間は限られているのに、食べたいものがたくさんあるので(笑)。いつも名残惜しさを残して、帰っています。


Q.おいしい店をリサーチしてから来るんですか?

基本的に好きな店に行くのと、友達から聞いたおすすめの店にも行きます。きょうも、さっき六本木のラーメン屋さんで、つけ麺を食べてきました。つけ麺が好きなんですよ。韓国では、偏食するんですけど、日本では何でもよく食べますね(笑)。今回のプロモーションはスケジュールがタイトなんですが、帰る日の朝には、市場にある朝5時オープンの定食屋さんに行こうかなと思っています(笑)。


Q.朝一から、周りのスタッフさんも大変そうですね(笑)。

僕1人で行きますよ(笑)。もう東京には、本当に数えきれないぐらい来ているんで、車をレンタルして、自分で運転して、けっこう1人で、どこにでも行っちゃいます。


Q.日本での今後の活動計画を教えてください。

日本では僕のことを知っている方がそれほど多くないので、選り好みをせず、観客の方と会える場所なら、制約を設けず、どこでも活動したいです。そして、来年はシングルやアルバムを出したり、公演もしたり、日本の皆さんとたくさん会いたいです。


Q.日本語の曲でのリリースをお考えですか?

そうですね。日本語の曲でも、出したいですね。すでに僕の曲でも、正式リリースはないですが、日本語バージョンになっている曲もあるんです。日本語の歌詞を書いて、日本語で歌っている曲もあるので、そういうのをまとめて、日本語の曲を収録したアルバムをリリースしたいという考えがあります。


Q.韓国での活動というと?

「MC THE MAX」の9thアルバムをことしの冬にリリースすることを目標に、いま曲作業をしているし、全国ツアーの予定もあります。韓国では、アルバムをリリースして、ツアーを行うというのが大きな活動になっているので、その準備をしています。それが終わったら、来年は日本で頑張って活動しようと思っています。


Q.では最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
日本で精力的に活動をしていこうと準備をしているし、日本語の勉強も頑張っています。日本語曲でのアルバムも作って、ステージを通して、頻繁にお会いできたらうれしいです。



 穏やかな優しい口調で、笑顔を浮かべながらさまざまな話を聞かせてくれたISU。“歌うほうがよっぽど簡単”だとし、写真撮影では照れくさそうにポーズを取る一面も見せたが、ステージに立てば、圧巻の歌声でファンを一瞬にして魅了。9月の日本ソロライブでも、意欲あふれるISUがどんな歌声を届けてくれるのか、期待せずにはいられない。



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