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【個別インタビュー】韓国発ミュージカル「マイ・バケットリスト」インジュン、仲良しヨンソク(CROSS GENE)とのバディで初日公演

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2018/02/24 11:12配信
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2月20日(火)にキム・ヨンソク(CROSS GENE)とテウン(SNUPER)のバディで、大盛況のうちに幕を開けた韓国発ミュージカル「マイ・バケットリスト」。全編日本語での上演となる今回は、少年院から出所したばかりの不良少年で、ロッカーの主人公カングをキム・ヨンソク(CROSS GENE)、ミンス、ミュージカル俳優のキム・ナムホ、悪性腫瘍患者で余命宣告されたヘギ役をテウン(SNUPER)とインジュンが演じるが、22日(木)の昼公演では、ヘギ役のインジュンが初日を迎えた。

【画像】インジュン、個別インタビュー

 この日は、インジュンがプライベートで一番仲の良い後輩であり、友達だというキム・ヨンソクとの組み合わせ。キャストが変われば、キャラクターの印象も変わるし、“リアル”友達ならではの化学反応を見せ、キム・ヨンソク×テウンとはまた違う味わいに。テウンが、ピュアな可愛らしさが滲み出ていて、愛おしくもあり、儚げなヘギを見せたとしたら、インジュンは“生きたい”と切に願うヘギの切なさ、強さを緩急をつけて表現し、それぞれの個性を生かしながら、ヘギというキャラクターを作り上げていた。

 流暢な日本語を駆使した迫真の演技で、客席を笑いと感動に包み込んだインジュンが、昼公演が終わった後、自分の初日を迎えた感想や、劇中でのサプライズ演出について語ってくれた。


―まずは初日公演を終えましたが、感想からお願いします。
僕はあんまり緊張しないタイプなんですけど、きょうはちょっと珍しく、すごい緊張して、自分が何をやったのか覚えていないぐらい、頭が真っ白になったっていうか。でも、公演後の特典会で、ファンの皆さんとか見に来てくれたお客さんに、「すごい良かったよ」「感動したよ」と言ってもらったので、この後の公演も頑張れるなと思いました。

―前日からインジュンさんがSNSで「ちょっと緊張している」と言っていたので、ファンの皆さんは「インジュンでも緊張するんだ」と驚いたような反応でしたね。
普段はライブでも何でも緊張しないタイプだけど、やっぱり今回は特に頑張って準備した分、それが緊張につながったんだと思います。だから、きょうお客さんは褒めてくれたんだけど、自分的にはダメなところもいっぱいあったし、それを直して、また明日から気持ちを切り替えて、もっと完璧な姿を見せていきたいです。

―日本語のセリフも発音が聞きやすくて問題ないし、何が緊張の元となっているんでしょうか。
歌ったり踊ったりすることは、いままで自分が何十年もやってきたことだから、ある程度の自信があって、作品もいろいろやってきたんだけど、やっぱり芝居って、自分のメインのジャンルじゃないなって思うところがあって。それがちょっと不安っていうか、プレッシャーっていうか。そういうのからきた緊張感ですね。

―でもきょうは、終演後のあいさつでも言っていましたが、初日をヨンソクさんと迎えられたから良かったと。
韓国で一番仲のいい友達なので。一番ラクな人と初日公演ができて、すごくうれしかったです。

―これからカング役のキム・ナムホさん、ミンスさんとも組みますが、やはり演じていて印象は違いますか? 
ぜんぜん違います。それぞれのスタイルがあるから。ヨンソクは明るくて、良い意味で軽いカング。ナムホさんは15年以上、芝居をやってきた人だから芝居的には完ぺきで、カングのキャラクターを一番明確に演じている人。ミンスはその間で、ナムホさんからいろいろ教えてもらっているんですけど、ミンス的なキャラがあって、そこにカングが入ってきたから、ちょうどいい感じです。それぞれ違っていて、一緒に芝居をしながら、すごく面白いなって感じます。

―今回はキャストの組み合わせがいろいろあって、それぞれカラーがあるから本当に面白そうですね。
“ヘギももう1人いたら、面白かったんじゃない? ”と思うところもありますけど。結局、僕とテウンの2人で全部やらないといけないから、ぶっちゃけ大変なところもあるんですよ(笑)。

―同じヘギでも、初日のテウンさんときょうのインジュンさんはやっぱり印象が違いますね。
そうですね。自分が思うヘギと、テウンが思うヘギは稽古をしているときから違っていて。でも、正解ってないじゃないですか。だから、2人とも、ヘギじゃないことだけはやめようって。ヘギってどういう人物なのかをしっかり話してきたから、自分なりのキャラクターはできたんじゃないかなって。

―ミュージカルが開幕した20日もそうでしたが、客席で観覧しているときは、どういう目線で見ているんですか? 
俺なら、もっと違うことやってみたなとか、あれはマネしたいなとか、そういうことを考えながら見ているんで、普通のお客さんが見る気持ちとは違いますね。それぞれの長所があるんで、それを生かしながら、役を自分のものにして、お客さんに見せたいと思っているから、そういう勉強になるようなことを見ています。

―きょうの公演を見ていて、ヨンソクさんはきょうで3日目になるし、相手もインジュンさんになり、だいぶ感情が入っているなと感じましたが。
僕が感情を上げないと、向こうにも響かないので。僕もヨンソクからその感情をもらうことによって、自分の感情が爆発するので、お互いに重ねていくのが大事だと思います。きょう、足りなかったところもいっぱいあったと思うんですけど、その部分はちゃんとできたんじゃないかと思います。

―そういう2人の熱演があり、早い段階から泣いている方もいて、涙をぬぐっている方が多かったです。
でも、ステージにいたら分からないんです(笑)。泣く声はちょっと聞こえているんですけど、あんまり見えなくて。

―終演後、客席では一斉にメイク直しをする、という面白い光景があって(笑)。それぐらい、感動で皆さんが泣いていたってことなんですけど。
そうなんですか。それを見るべきだったな(笑)。お客さんを感動させられたってことで、いま満足しています。

―そして、終演後のあいさつでヨンソクさんが言っていましたが、カングがヘギからの手紙を読むシーンでは、インジュンさんがサプライズで本当に手紙を書いたんですね。
ヨンソクっておととい、きのうもテウンとやっていますけど、どんだけ泣けるシーンでも、毎回やっていくと、慣れてくるんですよ。だから、新しい気持ちでやらせたいなと思って、手紙を読むシーンで、用意されていたのは偽物の手紙だったんだけど、それをヨンソクに宛てた本当の手紙にしたら、また感情が爆発するんじゃないかなと思って。実際一番仲の良い弟分だし、サプライズで準備してみました。

―どんな内容の手紙を書いたんですか? 
“いままで友達として過ごした時間が5年以上だけど、ありがとうって1回もちゃんと言ったことがないから、今回手紙で書くね”みたいな。“本当にヘギとカングみたいに、俺たちは友達だし、いまはヘギとして、ヨンソクと会っているけど、公演が終わって、またヨンソクとインジュンで楽しく遊ぼうね”というようなことを書きましたね。

―サプライズがあったことを公開してしまいましたが、まだまだ公演は続きますよね。この後はどうするんですか? 
実はそれぞれ準備をしているんです。まさか、ヨンソクが言うとは思わなくて。もうしょうがねーなと(笑)。

―劇中、アイドルのサイン会に行って、警備員に追われるシーンではポーズを取りますが、初日(東京タワーと東京スカイツリー)とは違い、きょうはイチロー選手と羽生結弦選手でしたね。
僕とヨンソクが最初から準備していたものです。一応、きょうやってみて、笑いがとれたら、次も考えないといけないなと思っていたんですが。

―かなりウケていましたよ。次は何を見せてくれるのか、お客さんの期待値も上がりそうですね。
もうムリかもしれない(笑)。実は最初、浅田真央さんだったんですけど、変えたんですよ。金メダルをとったから、羽生君でいこうって。頑張りました! 

―それから、ヨンソクさんが大国男児の曲のポイントダンスを踊った場面も、ファンの心をくすぐっていましたね。
それ、実は千秋楽にナムホさんがやるって言っていて、ダンスを教えてあげたんだけど、きょうヨンソクがどうしてもやりたいって、先にやっちゃったんですよ(笑)。

―最近の話題やキャストの特徴なども取り入れていて、楽しい演出ですね。
やっぱり泣けるシーンばっかりでは、感動が薄くなってしまい、泣けなくなるじゃないですか。だから、コミカルなシーンも見せたり、2人がどういう関係になるのかな、っていう楽しみも含めて、徐々に感情が上がっていく、っていうところを見せたかったので、面白いところもぜひチェックしてください! 

―カングとヘギと思い出の写真も小道具として登場しますが、どんな感じで撮ったんですか? 
フォトブックの撮影で、1日長く撮ったんですけど、自然な感じを出したかったんで、本当に雰囲気よく、5人とも友達のように写真を撮りました。僕は、芝居中は見られないんですけど、ファンの皆さんは「写真を見たら、もっと泣ける」って言っていたので、撮って良かったなって思っています。

―演出や小道具も含めて、この作品は細かく見ていくと面白いですよね。
この作品をやって、本当に良かったなって思います。

―では、千秋楽に向けて、さらに盛り上がっていくと思いますが、意気込みをお願いします。
まず、きょう本番をやってみたら、喉が一番心配で。「うわー」って感情を出すシーンで、喉がやられちゃうから、そこが心配だし、20曲ぐらい歌うじゃないですか。だから、体調を崩さないように、体調管理をすることを約束して、千秋楽まで徐々に上手くなっていく姿をファンの皆さんやお客さんに見せたいです! 


 制作発表会では、ほとんどのキャストが日本語への不安を口にする中、日本語の心配はしていないと自信を見せたが、逆にそれがプレッシャーになっていたと本音をもらしたインジュン。自然な日本語の言い回しで、役の感情を見ている人にしっかり届けないといけない、という思いで稽古をしてきたとか。

 「稽古で言われたことを忘れたりするんで、演出家さんからのダメ出しをどこまで直せるかによって、完成度が高まっていくと思います」と話し、公演ごとにブラッシュアップしていくことを誓ったインジュンの熱演はぜひ劇場で! 日によってバディも変わり、何度見ても楽しめるはずだ。





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