「Melody Day」、LYn(リン)、キム・テウ、チョン・ジュニル、吉俣良
「Melody Day」、LYn(リン)、キム・テウ、チョン・ジュニル、吉俣良
8月27日(日)、東京・中野サンプラザにて、人気韓国ドラマのOSTを歌う実力派アーティストが競演する毎年恒例のコンサート「Drama Original Sounds Korea 2017 withPyeongChang」の開催に先立ち、出演者5組による記者会見が行われた。

キム・テウ(god) の最新ニュースまとめ

 今回の公演には、いよいよ来年に迫った平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開催成功を願い、平昌がある江原道で撮影したドラマ作品のOSTに参加した豪華アーティストが集結!

 出演者は、ドラマ「僕の彼女は九尾狐」、「太陽を抱く月」、「星から来たあなた」、「太陽の末裔Love Under The Sun」、「師任堂<サイムダン>、色の日記」など多数のOSTに参加し、韓国ドラマOSTの女王と呼ぶにふさわしいLYn(リン)、デビュー前から「太陽の主君」、「あなたの声が聞こえる」、「いとしのソヨン」など人気ドラマのOSTに参加して人気を博し、「師任堂<サイムダン>」の「星の歌」が、平昌冬季オリンピック広報映像のテーマ曲に選ばれた4人組ガールズグループの「Melody Day」。

 ドラマ「トッケビ(原題)」のOSTに「初恋」で参加し、反響を呼んだシンガーソングライターのチョン・ジュニル、そして、「god」のメインボーカルであり、「紳士の品格」、「IRIS」、「ペク・ドンス」、「夜警日誌」、「華政(ファジョン)」など多数のOSTに参加し、ドラマの世界観に深みをもたらす韓国を代表するボーカリストのキム・テウ。さらに、スペシャルゲストとして、ドラマ「青い海の伝説」のテーマ曲を手掛けた作曲家・吉俣良も登場。

 公演直前に行われた会見には、この5組が勢ぞろいし、今回の公演に参加する感想やドラマOSTを歌うときの心構えなどについて語った。

 「Melody Day」は「ステキな趣旨のイベントにお招きいただき、ありがとうございます。頑張って歌います」とキュートな初々しさを漂わせ、ヘッドライナーを務めるLYnは「招待していただきありがとうございます。ステキなステージにしたいと思います」と意気込んだ。また、約1年半ぶりの来日となるキム・テウは「会場を埋めてくださる観客の皆さんのことを考えると、ワクワクしています。いままで、20年ぐらいコンサートをしてきましたが、自分の曲を歌わず、OSTだけを歌うのは初めてなので、面白そうです」と初めての経験を楽しみにしている様子だった。

 韓国ドラマのヒットのカギを握っているとも言われるOST。どのような思いで参加しているのか、という質問に、「Melody Day」 は「ドラマの主人公になったような気分で感情移入しています。OSTをただ歌うというより、演技をしているような気分で歌っています」とし、LYnも「韓国ドラマは世界的に人気なので、足を引っ張らないように、ドラマの世界観に上手く溶け込めるように、ということを念頭に置き、私もドラマの中の一員として、演じているような気分で、感情移入をしながら歌っています」と答えた。

 「トッケビ」のOSTで一躍注目を浴びたチョン・ジュニルは、実はオファーを断ろうとしていたというエピソードも。「すでに放送が始まり、人気が出ていたので、自分で作詞した曲でもないし、あえて自分が歌わなくてもいいんじゃないかと思って、2週間ぐらい逃げ回っていたんです(笑)。でも、結果的にたくさんの方に愛されることになり、うれしく思っています」と話し、今回のコンサートにも参加できて光栄だと笑顔を見せた。

 また、キム・テウは自分のアルバム曲とOSTの違いについて語った。「自分の曲の場合、歌そのものがメインなので、PVも歌に合わせて映像を作っていきますが、OSTの場合は、ドラマの映像やストーリーに音楽を乗せていくという全く逆の作業になるので、より慎重になります。OSTは個人的な感情を込めるというより、そのドラマが語りたいこと、キャラクターの感情を代わりに歌で伝えていく、というのが自分の曲との大きな違いだと思います」。

 さらに、吉俣良は日本と韓国のOSTの作り方の違いについて、「日本は、歌ものは作らないです。歌を入れるなら、主題歌とか別の扱いになります。『イルジメ[一枝海]』で、OSTを手掛けることになったとき、ドラマに合わせて歌メロを作ってくれと言われて、衝撃を受けました。韓国のOSTはすごくいいシーンに挿入されるので、それが日本とは大きく違いますね」と明かした。

 また、平昌がある江原道の魅力についても話が及び、LYnは「江原道はリゾート地として選ばれる場所です。空気がキレイで、水が澄んでいて、山も美しい。おいしい食べ物もあるし、人情も厚いし、しっかり休息のとれる場所というイメージがあります。そのような美しい場所でオリンピックが開催され、多くの外国人に江原道を紹介できるので、私も楽しみにしています」と紹介し、キム・テウは「韓国を集約したようなところだと思います。韓国は三面が海に囲まれ、山と海が豊かな国ですが、自然の美しさを一度に味わえるのが、まさに江原道。魅力的なところです。皆さんもぜひお越しください!」と笑顔でPRした。

 その後、今回の来日について、2015年の「さっぽろ雪まつり」でのK-POP FESTIVAL以来、日本は2度目だという「Melody Day」。牛タンとハツを初めて食べて、不思議な感じがしたとうれしそうに話し、「(牛タンは)韓国にはないんです」と言うと、「(韓国にも)ありますよ!」とキム・テウとLYnからつっこみが。「知らなかったです~」と恥ずかしそうにする彼女たちの姿に、会見場は笑いがあふれ、和やかムードに。

 さらに、3日前に日本に到着し、きのうは代官山を歩き周り、おいしい店にも行ったというチョン・ジュニル。「しっかりリラックスできて、どんどん日本が好きになっています」とし、「きょうはこのようにコンサートができるうえ、キム・テウさん、LYnさんという伝説的な先輩とご一緒でき、同じステージに立てることがとても光栄です。これからもステキな音楽をたくさん作って、日本の皆さんにも届けられる機会を作っていけたらと思います」と話すと、“伝説的な先輩”キム・テウが照れくさそうに「ありがとうございます」と返し、さらに和気あいあいとした雰囲気になった。

 最後のあいさつで、「Melody Day」は「東京で公演をするのが初めてなので緊張しています。一生懸命歌うので、温かく見てほしいです。東京でステキな思い出を作っていきたいです。よろしくお願いします」と頭を下げ、LYnも「韓国のドラマや映画、そして歌手が多くの皆さんに愛していただいていますが、さらに日本の皆さんに関心を持っていただき、私たち以外の歌手にも大きな応援、声援を寄せていただけたらうれしいです。きょう、皆さんにステキな思い出を届けたいと思っていますし、皆さんからもステキな思い出をいただいて、帰りたいと思っています」と伝えた。

 チョン・ジュニルは「子供の頃から、歌詞の意味はよく分からなかったんですが、日本の音楽が好きで、坂本龍一さんや宇多田ヒカルさん、平井堅さんの曲をよく聴いていました。音楽には、言葉を超える力があると思います。きょうは韓国語の曲をお聴かせするので、歌詞の意味が正確には分からないかもしれませんが、その曲に込められた感情はしっかり伝わると思うので、一生懸命歌います。韓国の音楽を愛してくださってありがとうございます」と音楽の力を力説し、キム・テウが韓国を代表するボーカリストらしく、「日韓関係は、良いときもあれば悪いときもあり、さまざまな政治的問題もありますが、K-POPや韓国ドラマを通じて、活発な文化交流を行っていくことで、日韓関係がより親しくなり、発展していくきっかけになればと願っています。まさにきょうのコンサートがそのようなきっかけになればと思っています」と締めくくった。

 フォトセッションでは、平昌オリンピックの公式マスコット、スホランとバンダビも登場し、出演者全員で手を振ったり、愛嬌を示すポーズを取るなど、最後まで和やかな雰囲気のまま記者会見が終了し、この後、5組の出演者は、その歌声で来場者を魅了した。



【公演 概要】
「Drama Original Sounds Korea 2017 with PyeongChang」
日時:2017年8月27日(日)14:30開場 / 15:30開演
会場:中野サンプラザ(東京都中野区中野4-1-1)
出演:Lyn / チョン・ジュニル / MELODY DAY / キム・テウ
スペシャルゲスト:吉俣良
料金:無料招待(事前抽選招待制)
主催:駐日韓国大使館 韓国文化院/韓国コンテンツ振興院(KOCCA)
制作:ぴあ株式会社
協力:韓国コンテンツ事業者協議会、THE GROOVE ENTERTAINMENT、KBS、MBC、SBS、tvN、江原道、韓国観光公社


「Drama Original Sounds Korea 2017 with PyeongChang」記者会見開催!




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