<Wコラム>「2PM」テギョンが現役兵入隊にこだわる事情(画像提供:OSEN)
<Wコラム>「2PM」テギョンが現役兵入隊にこだわる事情(画像提供:OSEN)
「2PM」のテギョンは最近、「来年初めに入隊する予定」と明らかにした。彼の兵役入りがカウントダウンの状況になってきたわけだが、テギョンの場合は、徴兵検査で社会服務要員(かつての公益勤務要員)の判定を受けたのに現役入隊にこだわって二度も手術をしたことがよく知られている。なぜ、彼は現役入隊にこだわったのか。

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■徴兵検査で1級~3級が現役兵

 テギョンの生年月日は1988年12月27日だ。兵役独特の年齢計算によると、彼は来年1月1日から29歳扱いになる。

 兵役は30歳を越えて延期できないので、テギョンが来年早々に兵役入りするのは賢明な選択だといえるだろう。

 本来、テギョンは腰に持病があって、最初の徴兵検査で「現役兵ではなく社会服務要員」と判定された。

 もっと詳しく言うと、徴兵検査で1級から3級までが現役兵の対象となり、4級に判定されると社会服務要員として軍務の代替を行なう。

 この場合は、区役所などで勤務する例がとても多い。

■自分の立場を考えた結果

 テギョンは、社会服務要員になれるにもかかわらず、現役兵として兵役を遂行することにこだわり、2回にわたって腰の手術を行なって、再度の徴兵検査で現役兵の判定を受けた。

 これは、韓国でも珍しいケースである。なぜなら、社会服務要員になることを望む人が圧倒的に多く、あえて現役兵に固執する人は非常に少ないからだ。

 テギョンが現役兵を望む理由は、自分の立場を考えた結果であろう。

 彼はからだ全体を使ったダンスを披露してきた。ドラマでも激しいアクションを見せている。

 まさに、ファンは「模範的な健康体」というイメージをテギョンに持っているわけであり、そんな彼が持病のためとはいえ社会服務要員になると、一部の軍務経験者から批判が出るのはやむをえないことだった。

 そういう状況は、テギョンにとって耐えがたいことだったのではないか。自分の持ち味である「優れた身体性」を実証するためにも、彼は堂々と現役兵になることを望んだに違いない。

■語学兵という選択肢もある

 来年になると、2PMのメンバーが次々に兵役に入ることが予定されている。その先陣を切るのがテギョンであり、彼は現役兵として立派に軍務に励むことになる。

 最近の軍隊では、本人の優れた特性を生かせる形で軍務を行なえるシステムが整ってきている。

 そこで提案だが、テギョンはTOEIC(英語力を判定する世界共通のテスト)で
990点満点を取った過去があるので、語学兵に志願したらどうだろうか。

 この語学兵が何をするかというと、通訳をしたり、軍事論文や新聞報道の翻訳をしたりするのである。

 語学のエリートだからこそ可能な仕事がたくさんあり、まさに、英語が得意なテギョンにうってつけの軍務ではないだろうか。

文=康 熙奉(カン ヒボン)
ロコレ提供

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