俳優イ・ソジン
俳優イ・ソジン
大ヒットドラマ「結婚契約」や「本当に良い時代」に出演し、5月よりスタートした「オソオプSHOW」などのバラエティ番組でも大活躍中の俳優イ・ソジンのファンミーティング「イ・ソジン ファンミーティング in TOKYO ロマンティックガイ~ソジン」が、7月24日(日)、東京・豊洲PITで開催された。

イ・ソジン の最新ニュースまとめ

 短いオープニング映像が終ると、音楽がスタートし、スポットライトが客席後方のドアへ。ライトグレーのジャケットに黒のパンツ姿のイ・ソジンがドアから出てくると大歓声があがり、あちこちから「オッパー!」と叫ぶファンの声が響き渡った。舞台に上がり、MCから改めて紹介を受けると「こんにちは」と日本語で照れくさそうにあいさつ。「皆さん、お久しぶりです。本日、こんなにたくさんの方に来て頂いて、そして温かく歓迎してくださってどうもありがとうございます」とはにかみ、笑顔で感謝を伝えた。

 ファンミーティング最初のコーナーはフォトタイム。えくぼが可愛らしい笑顔でファンサービスの時間を取った後、イ・ソジン本人のカメラでも撮影。一度も使ったことがないというセルカ棒を持って自撮り初体験。セルカ棒が気に入ったらしく、MCの促しにも耳を傾けず、さまざまなアングルから黙々と撮り続ける姿に客席からも笑いが起きる。舞台は早くも「イ・ソジンの世界」になっていた。トークコーナーに移り、近況を聞かれると「現在は『オソオプSHOW』という番組をやっています。2週間前には撮影でオーストリアに行き、その後イタリアへ旅行に行きました」と報告。ウィーンにある遊園地へ行った際の写真と動画がスクリーンに映し出されると「僕はもともと遊園地が好きだし、ジェットコースターが大好きなんですけど、ここのジェットコースターはあまり激しくなかったので残念です(笑)」と意外な一言。ジェットコースター等に乗ると大声を出したりしますか?と聞かれると「叫んだりすると周りの人が余計怖がるので、わざと大きな声で叫びますよ」といたずらな一面も明かした。

 話題はドラマの話に移り、出演作「結婚契約」の概要を聞かれると「ラブストーリーです。ただ、後半になるにつれ、悲しいストーリー展開になっていきますので気持ちが憂鬱な方で、できればご覧にならないでください(笑)」と逆説的にドラマをアピール。ドラマの名場面を振り返る映像を観ながら、話題の「胸ぐらキス」について聞かれると「台本には胸ぐらをつかんでキスとするというのは書いてありませんでした。撮影の日は-20°のとても寒い日で、その寒さに腹を立てて、それで胸ぐらをつかみました(笑)」とユーモアのある回答。黄色の幼稚園バッグを背負って、アイスクリームを食べているシーンが映し出されMCから「これはアドリブ?」と問われると「どの脚本家さんでも主演俳優に子供の幼稚園バッグを背負わせるとは書かないですよね?(笑)このドラマは後半に進むにつれて悲しい展開になっていくので、少しでも楽しいシーンを入れてもいいのではと思い提案しました。実際、このシーンは皆さんの反応がとても良かったので、今後はもっと“面白くて楽しいシーン”について考えてアイデアを出していこうと思いました」とベテランならではの発言もとびだした。

 トーク中にはスペシャルゲストとして「結婚契約」などでも共演し、プライベートでも親交があるという俳優のキム・グァンギュがゲストで登場。イ・ソジンからの「暇で、やることがなさそうだったので呼びました。持っているものはあまりないけれど、頭の毛が一番ない男です(笑)大韓民国を代表する、年老いたキム・グァンギュさんです」という愛情たっぷりの紹介を受けてステージに登場するやいなや「こんにちは、キム・グァンギュです。皆さんお久し振りです。愛してます!」とアイドルばりに投げキスやハートマークのポーズをして会場を爆笑させた。

 また、ファンからの質問コーナーでは次々に質問に答えた。「今まで共演した女優さんで一番やりやすかった人は誰?」との問いには「たくさんいすぎて、残念ながらあまり記憶にありません(笑)」、「何歳までが恋愛対象ですか?」との問いには「年齢はあまり関係ないのですが、僕も歳なので、僕より上の方とは、いろいろ大変になっちゃうかなと思います(笑)」「バラエティで料理している姿を見ましたが、得意な料理は何ですか?」の問いには「撮影後は一切料理をしていません」と正直に告白。「お寿司を作ってくれる女性がいたらいいですね」とイ・ソジンからのハイレベルな要求に、MCがすかさず「皆さん、今日からシャリの握り方を練習しましょう」と提案し、会場を笑わせた。

 ゲームコーナーでは、ジャンケンで勝ち抜いた幸運な6人がサイコロを振り、出た目のご褒美がもらえるというもの。ハグ、壁ドン、2ショット撮影などうれしいご褒美を堪能している途中、キム・グァンギュが再登場し、いたずらにサイコロの目を変える場面も。不幸?にもキム・グァンギュからの壁ドンに当たってしまった当選者に会場は大笑い。人生初の壁ドンとなるキム・グァンギュは気合いたっぷりで壁ドンをするも、女性からは「イ・ソジンさんにしてもらいたかった」と言われ、悔しがるキム・グァンギュに会場は笑いっぱなしだった。

 演技再現コーナーや愛蔵品プレゼント抽選会を終えると、イ・ソジンが最後のあいさつをした。「日本でのファンミーティングが僕に力を与えてくださっているように思います。僕が日本に来始めてから10年以上がたちました。今までずっと変わらずに僕の事を歓迎してくださる皆さん、本当にありがとうございます。皆さんのおかげで日本に何度も来ることが出来ています。どうすれば皆さんの熱いお気持ちに応えることができるのか、正直まだわかりませんが、今自分が置かれている位置、この場所、で一生懸命頑張っていきたいと思っています。ありがとうございます」と真摯な態度と言葉で気持ちを表現した。

 名残惜しい雰囲気で終わりを迎えようとしていたその時、MCから最後に歌のリクエストが。「韓国人男性はお酒を飲まないと歌いません」と言いつつも、最後にはファンの期待に応えるため「Can’t take My Eyes Off of you」を歌い、綺麗な英語発音と渋い歌声を披露し、満面の笑みでイベントを終えた。

 大人の余裕、色気、ウィットに富んだ会話術、機転の利かせ方、全てにおいてパーフェクトなイ・ソジン。えくぼのある笑顔で、ブラックユーモアをさらりと言ってしまう彼の魅力は底知れないのかもしれない。



Copyrights(C)wowkorea.jp 0