「CRAYON POP」
「CRAYON POP」
ジャージにヘルメットという、K-POPのガールズグループの中では極めて地味な?! トレードマークでありながら、今最も輝いている「CRAYON POP」。今月は、韓国での音楽番組に出演のため、日本での公演を一部延期せざるを得なくなったという超人気ぶり。そんな多忙なスケジュールの中、19日に東京・新宿BLAZEのライブコンサートを予定通り開催し、ファンとの約束を果たした。

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 会場を埋め尽くしたファンが、BGMとして流れる「CRAYON POP」の歌に合わせて掛け声を続けると、始まりを示す映像がスタート。毛糸の帽子にジャージという衣装の5人が、真冬のソウルでストリートライブを続けてきたデビュー当時の姿に、観客は皆胸を熱くし、ますます掛け声の大きさが増していく。

 それぞれ違ったカラーの2本線が入った白いジャージ姿の5人が登場。バラード曲「I’m Beautiful」を美しいハーモニーでしっとりと聴かせた。ウェイが「こうして会場を見てみると、初めていらっしゃった方も多いですね。ありがとうございます。本当は8月に公演の予定がたくさんあったのに、韓国での活動が増えてしまって…」と日本のファンには申し訳ないという気持ちを伝えようとすると、会場は割れんばかりの大きな拍手が響き、ファンも韓国での大ヒットを心から喜んだ。ウェイは続けて「でも今日皆さんとお会いできて、うれしいです。本当に本当にありがとうございます!」と丁寧にあいさつすると、エリンも「今日は皆さん一緒に楽しんでください」と盛り上げた。

 「1,2,3,4(Japanese Ver.)」では、前奏からファンの掛け声は息ピッタリ。それに応えるように「CRAYON POP」の5人は、機敏なフォーメーションチェンジをしながら迫力のあるパフォーマンスを披露し、会場は一体となって熱気はヒートアップ。

 メンバーは白と赤を基調としたポップな衣装に着替えて再び登場。グンミが「これは『ビンビン』のミュージックビデオ(MV)で着ていた衣装ですが、覚えていますか?」と問いかけると、ファンは「もちろん!」というように大きな歓声で応えた。チョアは「この『ビンビン』のMVは大阪で撮影したので、日本のデビュー曲のように感じています」と曲への深い思いを伝えると、「ビンビン」をラップ入りのMV Ver.で熱唱。ファンの興奮度はMAXに。

 続いて蛍光色とラメの入った派手な衣装で「Saturday Night」を披露すると、まさにフィーバー状態!会場をディスコさながらの雰囲気に変えてしまうと「Dancing Queen」と「ビンビン」のメドレーに突入。今回の「ビンビン」では後半のロボットダンスが見どころだが、5人は一糸乱れぬ一体感を見せ、ライブの醍醐味を感じさせる。グンミは「私たちと同じヘルメットとジャージの衣装で来てくださった方が多いですね。すごいな…」とファンの熱気に圧倒されると、ソユルは「皆さんのおかげで、私たちは本当に幸せです」とキュートに素直な気持ちを伝えた。

 ここからは、メンバーがそれぞれソロやユニットを組んで披露するコーナーに。トップバッターは、双子のウェイとチョアが「bad girls」で息の合ったデュエットを聴かせた。ソユルは「自由に来て」で素晴らしい歌唱力を見せると、ウェイは「What you’re made of」で見事な英語曲を披露。チョアは映画「カンナさん大成功です!」の挿入歌「Maria」で会場をさらに盛り上げた。

 アフロやソバージュヘアーのかつらをかぶり、ジーンズ地の衣装を身にまとった5人が再び揃うと「イテウォン フリーダム」を熱唱し、会場もノリノリに。続けてグンミ、ソユル、エレンの3人が大先輩「DJ DOC」の名曲をMIXで披露すると、会場のボルテージはさらに上昇。

 ここでプレゼント抽選会がスタート。選ばれたファンには、メンバーからロッカーキーを手渡された。中身はロッカーを開けてのお楽しみ…だが、中に1つだけ“ハズレ”があるというスリリングなプレゼントに会場からも「おぉ~!」という驚きの歓声とともに笑いが起こった。

 そして最後はヘルメットをかぶって登場し、今話題沸騰中の「パパパ」を披露。イントロが流れた瞬間から、この日最高の歓声と手拍子でファンもノリノリに。交互にジャンプする、見どころの“直列5気筒ダンス”ではファンも一緒にジャンプ。会場のボルテージは最高潮となった。エリンが「この後握手会もありますから、その時ゆっくりお話ししましょうね」と挨拶してステージが終了すると、フォトタイムになり、ファンは準備したカメラで思い思いに写真を撮った。5人が退場すると、ファンはすぐにアンコールを促す掛け声。「ポップ、ポップ、ク・レ・ヨン・ポップ!」というファンの声がしばらく響き渡ると、再びメンバーが登場。「『ジャンピン ジャンピン』のところでは、皆さんももっとジャンプしてください!」というチョアの合図で「パパパ」をアンコール披露した。会場を揺らす勢いでファンも“ジャンピン ジャンピン”して完全燃焼。

 続く握手会で、メンバーは観客ひとりひとりと握手をしてファンとの交流をさらに深めた。

 シンクロ率120%の動きに加え、フォーメーションを保ちながらも激しく変化する「CRAYON POP」ならではの迫力あるパフォーマンスは、ライブで目の当たりにすると思わず息をのむ。そして一度見たら、また見ずにはいられないほどの中毒性を放つ。そんな「CRAYON POP」のさらなる活躍に大いに期待したい。



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