「師任堂(サイムダン)、色の日記」ソン・スンホン「20~30年間、一人の女性を愛する役を演じられ光栄だった」(オフィシャル)
「師任堂(サイムダン)、色の日記」ソン・スンホン「20~30年間、一人の女性を愛する役を演じられ光栄だった」(オフィシャル)
「宮廷女官チャングムの誓い」以来13年ぶりにドラマ復帰した韓国を代表する名女優イ・ヨンエと、「秋の童話」など韓流ブーム初期から第一線で活躍し続けるソン・スンホンが豪華共演を果たした、超大型純愛史劇「師任堂(サイムダン)、色の日記」。ブルーレイ&DVD BOX1~3が好評発売中となっている。

ソン・スンホン の最新ニュースまとめ

 この度、主演俳優ソン・スンホンのオフィシャルインタビューが届いた。

-シナリオを最初に読んだ時の印象は。

師任堂を素材にしたドラマは今回が初めてだと思います。師任堂の功績はなんとなくは知っていますが、実際はどんな人生を送った女性なのかが気になりましたね。とても素晴らしい画家であり、芸術家であり、立派な母親。そんな彼女を、監督と作家がどのようにドラマ的に描くかが大事だと思いました。

私が演じたイ・ギョムは虚構で作られた人物ですよね。だから私自身はより自由に表現したい欲が沸きました。直接は聞けなかったのですが、実在した人物を演じることで、イ・ヨンエさんはプレッシャーを感じていたはずです。

物語は、師任堂が初恋のイ・ギョムに再会してからの物語が描かれます。私の立場は、師任堂の初恋の相手で、芸術家で、王族だけど金や名誉よりも師任堂のことだけどずっと見守る、まるで守護天使のような人物でしたから。よりこの役を演じてみたいと思いました。


-今回はすべて事前制作ですが、いかがでしたか。

私も初めて事前制作のドラマに出演しました。本当に1年近い期間、四季をすべて作品に盛り込みながら 30話の作品に仕上げました。一つだけははっきり言えますが、完成度の側面からするとどの作品よりも自信があります。

個人的に俳優の立場から言うと、キャラクターを研究及び分析するためにこれほど良い環境はなかったと思います。韓国ドラマの現場はとてもタイトで大変なんです。今日撮影した映像を明日、明後日には放送するという状況です。

事前制作ドラマとしてより完成度の高い作品を視聴者の皆様にお見せできるのは、俳優としてはとても嬉しいことだし、今後も事前制作がされるといいなと思います。俳優と監督、スタッフが一体となって作品に没入できたことがとてもよかったと思います。


-演じられたイ・ギョムのように、同じ人を愛し続ける一途な愛情(献身的)をどのように思いますか。

イ・ギョムは初恋を忘れられず、相手が結婚して子供がいるのにもかかわらず、相手に対する心配や恋しさでずっと離れられず、助けたりするんです。しかし現実では、なかなか存在しないキャラクターですよね。20~30年間、一人の女性を愛する男は現実では本当に見当たらないですよ。だからこそ、ドラマ上だとしても、そういった役を演じられることがとても面白くて、光栄に思えた記憶があります。


-サイムダンとイ・ギョムの切ない愛は、セリフというよりも表情やお二人の作り上げた雰囲気で表現されていたことが多いように思いますが、そういったシーンを撮影するにあたり、気をつけたり、お互いに相談したりしたことはありますか。

私は感情シーンを撮影する時、撮影入る前に音楽を聴くほうです。普段は実はそれほど音楽をよく聞かないんですけどね。

今作では、幼い頃のイ・ギョムと師任堂が出会ってから運命的な恋をして、ある事件によって急に離れ離れになってしまいます。その子役時代を演じるのは私ではないので、感情をイメージするのは台本に頼るしかなかったです。子役時代の師任堂とイ・ギョムの美しい出会いと切ない別れを2人の若手俳優が演じたのを見て、参考にした部分はありました。


-撮影の際に思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。

たくさん思い出のシーンはありますが、イ・ヨンエ先輩との最初の撮影の時、あまりにも緊張してNGをたくさん出したことが思い出されます。

ドラマに出てきますが、あれほど愛した女性…幼い時に運命的に出会い、突然の別れがあり、20年後にやっと再会したのに。サイムダンの隣には、本当にあり得ないような夫がいて…。現実とも似ていると思います。昔の彼女に今の彼氏がいて、その彼氏が全然さえなくて、自分があれほど愛した女性が大事されていない…。

イ・ギョムはそんなサイムダンの姿を見て、(サイムダンの夫を)殴ろうとするようなシーンがあるんです。本来であれば、夫に殴られなければならない立場なのに…(笑)。
そういうシーンを撮る時がとても面白かったですね。


-他の共演者とのエピソードを教えて下さい。

とても素晴らしい方々と共演できました。イ・ヨンエさんをはじめ、チェ・チョロさん、オ・ユナさん、ユン・ダフンさん等と一緒に仕事できただけでうれしかったです。

イ・ヨンエさんは13年ぶりにドラマ復帰される作品なので、最初はいろいろと気になさっていたと思います。私もイ・ヨンエさんの立場だったら同じだったはずです。たった1~2か月離れていただけでも居心地が悪くなるのに、10年以上の歳月、演技から離れていた状態ですからね。私が少しでも役に立てればと努力はしていましたけど、果たして…(笑)。


-現代劇と時代劇で演じる上での違いは何だと思いますか。

まず、ひげをつけるのは初めてでした。撮影のある日の朝は、1時間半もメイクをするために費やしたので、そういったことも新鮮でした。
でも…メイクは大変でしたね…。

以前、時代劇「Dr.JIN」にも出演したことがありましたが、その時は現代の医者が過去へとタイムスリップしたキャラクターだったので、言葉遣いを現代劇と同じにしていました。それに比べて今回の作品では、イ・ギョムは過去の人物だったので。
でも、監督と最初に意見を交わしたのが、時代劇といえば真っ先に思いつく、重くて、定型化されているそのようなイメージから少し距離を置くほうが良いということでした。監督も作家も同じ意見でした。


-江原道での撮影はいかがでしたか。撮影中に印象に残っている風景や撮影現場でのエピソードを教えてください。また、スンホンさんが感じた江原道の魅力や、江原道でよく食べたりしたものがあれば教えてください。

まず、師任堂という歴史上の人物を描くということで、昔の時代の空気感を感じることができます。また、撮影しておる間ずっと都心から離れ、田園生活をしているような。その時代には当たり前なことですが(笑)、車やビルはないし、いつも韓屋(韓国伝統屋敷)や宮殿で生活したので、窮屈な都市生活から離れて、撮影している間、癒される気分でしたね。現実から離れられてとてもよかったです。とても空気がキレイな場所にいたし。どうしてもソウルよりは地方のほうが空気がきれいですからね。よい思い出だけが残っています。
地方のグルメについては、常にご飯車(ケータリングの車)が来ていて、そこで食べていました。(笑)
でも、そのケータリングも本当に美味しかったですよ。厨房の方がとても料理が上手でしたね。それから、「師任堂」での良い思い出は皆一緒にご飯を食べられたことですね。


-最後に「師任堂(サイムダン)、色の日記」をこれから見る日本のファンにメッセージをお願い致します。

去年一年間、私とイ・ヨンエ先輩、監督、また素晴らしい先輩、後輩の俳優たちが最善を尽くして作り上げました。皆様が長い間待ちに待った『師任堂』という作品は本当に韓国の美しい文化や空気感をご紹介できる作品になると思います。
またその中で、師任堂やイ・ギョムの哀切な恋も皆様にお見せできると思うので、一日も早く皆様にあいさつしたいです。
何卒ご期待くださいね。皆様からのご声援、ご関心をお願いします。ありがとうございます。



<商品情報>
Blu-ray/DVD BOX1~3 発売中
Blu-ray 各21,000円+税  DVD各18,000円+税
レンタルDVDも好評リリース中
セル発売元:フジテレビ/フィールズ/エスピーオー
販売元:エスピーオー


<TV放送>
BSフジにて、8月11日(金)  より放送スタート 毎週月~金曜 14:59~ 16:00
BSフジ公式サイト:http://www.bsfuji.tv/top/index/top.htm

LaLaTVにて8月21日(月)より放送スタート 毎週(月~金)13:30~(再放送:同日21:30~)
LaLaTV公式サイト:http://www.lala.tv/



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